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オフラインとオンラインのハイブリッド授業に一番必要なのは、たくましい想像力だった

「釜石コンパス」に参加した。
大隈塾のSA(Student Assistant)2人といっしょに。

オンラインとオフラインのハイブリッドの授業をした。
オンライン側からのファシリテーションはムリだとわかった。

釜石コンパスでは、
ゲスト講師がやってきて、
自分の仕事のこととか生きてきたこと、
地域のこと、出身国のこと、
いろんなことを話をして、
高校生たちは、今の自分を深堀りする、
自分の将来の参考にする。

やってることは大隈塾と似ているので、
大隈塾で何をやっているのか、
学生たちだけでどうやって授業をつくっているのか、
っということを(SAが)話をして、
(SAが)ファシリをしながらグループワークをちょこっとして、
(SAが)質問を受けて答えて、
(SAが)まとめをした。

生徒は5人。
コの字型に座っていて、モニターを観ている(オフライン側)。
モニターには、わたしたちがいる(オンライン側)。

生徒たちにはわたしたちの声は聞こえるが、
わたしたちには生徒たちの声が聞こえない。

マスクが声を消している。

何回かいい直しをお願いすると、
生徒たちのモチベーションが下がる。
そりゃそうだろうなあ。「またかよ」って思うもん。

だけど、双方向、インタラクティブな授業はぜったいやんなきゃ意味がないし、
インタラクティブにする工夫がいまの自分たちには足りてない、
と思ったSAかほは、生徒たちをファーストネームで呼び始めた。

名簿をもらってよみがなも確認しているから、
誰が誰だか、名前と顔は一致しないけど、
やろうと思えばやってやれないことはない。

「れいやくんはどう思う?」
「なつきちゃんは?」
みたいにやれば、れいやくんが答えるし、なつきちゃんが答える。

そこから双方向が始まる。
ただし、5人だからできたけれども、
人数がもう少し増えたらどうするか。

ひとつは、オフライン側にファシリテーションをお願いすること。
オンライン側はゲスト講師に徹する。
だから、ファシリテーターとの打ち合わせを十分にしておくことが大事。
ファシリテーターにも、多少のファシリ能力が必要になる。

オンライン側からのファシリテーションはムリだと書いたけれども、
オフライン側ファシリテーターの協力を得て、
それも可能になりそうだ。
オン側とオフ側との相互支援。
これもまた、リーダーシップの要素が必要になる。

やっぱり、リーダーシップはできるだけたくさんの人たちが身につけておくべき素養だ。

それと準備。
もちろんSAたちとリハーサルを十分にやって本番に臨んだが、
予想してなかったことが起こる。
想像力をもっとたくましくすることも大事だ。