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かくれんぼがいつの間にかおにごっこに

ここんところ雪続きでくそ寒いのに、
入口のドアが開けっ放し。
そこからそのお家に入ると、
どたどたどたどたどた〜っと子どもたちが右へ左へ走ってて、
わたしを見つけると
「だれかきた〜〜〜〜〜」「だれ? ね、だれ?」
と遠慮ない。

放課後子ども教室を見学にいった。
鵜住居小学校の子どもたち。
15時から17時まで、公民館みたいなところに集まってくる。

低学年は広い部屋で遊び、高学年は別室で勉強。
っていうか、そうだよな〜、5年生にもなってあれはできないよな、
と思うほど、低学年の暴れっぷりはすごかった。
キャーキャー走り回ったあと、
かくれんぼ、からの、おにごっこ。

やるつもりはなかったんだけど、
「かくれんぼ、やるひと〜〜〜???」
といわれて、おっさんのわたしだけ手を挙げないわけにはいかないから、
やむなく参加。

かくれんぼしていたのに、いつの間にかおにごっこに変わってて、
「床が冷たいのでスリッパをどうぞ」
って勧められて履いてたスリッパがじゃまになって、
脱いでわたしもわーわーキャーキャーどたどたどたどた。

大騒ぎして発散したあと、ようやく落ち着いてゲーム大会。
「釜石すごろく」をやった。

【釜石すごろく 無料DL版】 みなさま、大変お待たせいたしました。 ちょっと修正しておりました「釜石すごろく」ですが、 やっと公開できるようになりました ぜひDLして遊んでいただければ幸いです ・プレイ人数は4~5人ぐらいが良いかと思...

Posted by ほ~でなす釜石 on Monday, September 2, 2019

「釜石すごろく」は2019年にできたもので、
マスのなかには、
<どんぐり広場のかま団子食べる>
とか地元の人たちが愛する場所、愛する食べ物だったり、
<和山高原でラグビーのゴールポスト発見>
という地元の若い人たちは知らないことだったり、
<釜石大観音仲見世リノベーションのお手伝い>
移住者たちのプロジェクトを紹介していたりする。

でも子どもたちはそんなもん読んでも見てもいない。
ひたすら
<◯マスすすむ>
<一回休み>
<◯マスもどる>
に一喜一憂する。

サイコロが見つからなかったのでトランプで代用。
すごろくでヒートアップしたのもひさしぶり。

ひさしぶりっていえば、おにごっこなんて何十年ぶりかよ。
かくれんぼも。

そして帰り道。
被災地能登半島の子どもたちは、
こうやってみんなでわーわー遊ぶことはできているんだろうか、と思った。

こうやってみんなでわーわー遊んでいた鵜住居の子どもたちは、
東日本大震災のあとに生まれてきた。
その子たちの遊びに伴奏しているジョイは、
東日本大震災直後からずっと、子どもたちに寄り添っている。

寄り添いって大事だなと思った。