トンプソン_ルーク引退試合

またまたラグビーいいね〜!

昨日、秩父宮ラグビー場に入った瞬間、
あれ? と思った。
観客が多すぎる。
1万5000人だったらしい。

ラグビー場で1万5000人って、
テレビの画面で見ると、超満員に見える。
実際、メインスタンドとバックスタンドは、
ほぼ満席。

釜石シーウェイブスの試合を見にいったら、
1万5000人なの。
釜石シーウェイブスは、残念ながら、
2部リーグのトップチャレンジリーグのチーム。
トップリーグのチームではない。
だから、2018年までは、
スタジアムはがらがら。
トップリーグの試合ですら、
バックスタンドの真ん中だけはそこそこ埋まってますが、
あとは昔の川崎球場、みたいな。

それが、1万5000人!

すぐにその理由がわかった。
釜石シーウェイブスvs清水建設ブルーシャークス
の試合のあと、
近鉄ライナーズvs栗田工業ウォーターガッシュ
の試合がある。
近鉄ライナーズのトンプソン・ルークの引退試合だ。

あの日本代表のロックの選手で、
ワールドカップを4大会もでている。
4年に1回だから、16年も日本代表の選手という
驚異的な選手だった。

そのトンプソン・ルークの引退試合。
しかも、入場料は2000円。だけど、学生なら800円。
半額以下! 割引率が映画の比じゃない!
わたし、大学生でもあるので(京都造形芸術大学の通信制)、
堂々と800円で入った。
学生と生徒は、どんどんラグビーを観にスタジアムへいって欲しい。

スタジアムに入って、お客さんがたくさんいると、
選手たちのモチベーションも上がるだろうが、
お客さん自身も満足感が上昇する。
やっぱり、がらがらのスタンドは寒すぎる。

トンプソン・ルークの引退試合だけど、
近鉄ファンばかりかというとそうではなく、
釜石シーウェイブスの応援も多かった。

観察してると、釜石シーウェイブスのファンは
オールドファンが多そう。
首都圏に住んでて、かつての新日鉄釜石が強かったときの
ラグビーファンもたくさんいるはず。
それ以上に釜石からもけっこう人数が来てるんだろう、
宙に舞う大漁旗が多かった。
シーウェイブスがトライすると、大漁旗が振られる。
チームのユニークさがでてて、とてもいい。

一方、近鉄ライナーズの試合では
座り位置を変えてみて観察を続けると、
いわゆるニワカの人たちも。
若い人たちはスマホで情報を得ながら、
落としをそこそこめさらた方々は、
よく知っている若い衆をガイド役にして、
ラグビーを観ていた。
これが、ワールドカップで変わったユニークさ。

近鉄ライナーズと栗田工業ウォーターガッシュの試合は、
栗田工業がホーム、近鉄がアウェイの試合。
普通なら栗田工業がファーストジャージで
近鉄がセカンドジャージになる。
が、栗田工業は近鉄にファーストジャージを譲り、
近鉄はいつもの見慣れた紺色と赤の横ジマジャージ。
2006年から近鉄ライナーズでプレーしてるトンプソン・ルークは、
ファーストジャージで最後が飾ることができた。
栗田工業のファインプレー。

そして、引退会見のトンプソン・ルークは、
通訳が横にいるにもかかわらず、
すべて日本語で通した。
さすがだった。

ラグビー、相変わらずいいなあ。