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昨日のゼミでのプレゼンテーションで教えてもらった。
Marvin Gayの“What's Going On”は、
いまのアメリカの様子にぴったりハマっちゃってる。

What's Going On〜 What's Going On〜って歌ね。

ねえお母さん
すごい数のお母さんたちが泣いてる
すごい数の仲間たちが死んでいく

なんとかしなきゃ
この社会に愛をもたらすために

デモをするけど、
暴力で押さえつけれられる

なんなんだよ!
(What's Going On)  【以上部分的な意訳】

1971年にリリースされたベトナム反戦の歌なんだけど、
アルバムの中では、貧困や警察の横暴、秩序の不安など、
アメリカの社会問題について歌っている。

50年たっても変わらないのはなぜだろう。
サイエンスとテクノロジーがどんだけ進んで、
AIが調子よくいろんなことを整えてくれても、
人間の感情や感受性は、ちっとも優しくなっていない。

不寛容。
いまの日本も。

だから教育って大事なんだな、
と我田引水。

Ph.Dはどこでとりました?
専門はなんですか?
ってときどき聞かれるけど、
修士までしかもってません。
専門は公共経営です。
Public Management。

公共経営の中に、
リーダーシップも入っているし、
人的資源管理もあるので、
まあいちおうカタチは整っているけど、
リーダーシップを教えているわけじゃないし、
知識を授けているわけでもない。

教員だけど、授業では2分しかしゃべらない。
授業は学生たちが自分たちでやっていく。

そんな学びの場をつくったり、
そんな彼女たち彼らのコミュニティをつくっている。

しなやかな感性を磨いて、
たくましい知性を鍛えて、
リーダーシップを身につけた学生たちを
社会にどんどん送り込んでいく。

リーダーシップを身につけた人が増えれば、
この社会は寛容の度合いがどんどん上がっていき、
愛にあふれた世の中になる。

What's Going On が歌われない社会に。