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ようやくお米づくり完遂

教科書で見たような

足踏み脱穀機。
小学生のとき社会科の教科書に出てきたはずだと思う。
どっかの歴史資料館とかの博物館で見たことがあるかもしれない。
おぼろげ〜〜な記憶しかない、歴史上の物体、足踏み脱穀機。

それで脱穀してみた。

簡単そうに見えるが実は

むずい!

ペダルが思いのほか重い。
踏み込むタイミングと加減によっては、
突然ブレーキになったりドラムが逆回転したりする。

高速で回転して、ガガガがガガガがが(ああああああ)、
昭和につくられた足踏み脱穀機はどうかするとぶっ壊れるかもしれない、
ぶっ壊れて針千本のドラムがこっちに飛んできたらどうしよう、

片足で立って、片足でペダルを踏む。
リズムよく、ががん、ががん、ががん、ががん。
そのうえで、両手に持った稲の束をドラムにあてる。

シャリシャリシャリシャリシャリシャリ。
針千本によって籾が弾き飛ぶ。

恐怖心とのたたかいも

稲の束をドラムにあてると、当然抵抗がかかって、
ドラム回すペダルを踏む、そのペダルを踏むのが重くなる。
片足で立ってるから、ふらっとする。
バランスを失って、稲の束がドラムに巻き込まれて、
そのまま両手がガガガがガガガがが、
っていったらどうしよう、という恐怖がある。

小学生のツキ(菊地晃生家次女)でも何気なくやっているので楽勝だろうと思ってやったら、
ほんとに難しかったし、若干の怖さがあった。

田植えして、草取りして、稲刈りして。
お米は自分でもつくっていると思っていたら、大間違いだった。

脱穀は初めてやった。
脱穀までやってようやくお米づくりだ、と晃生さん(農場主)はいった。


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