見出し画像

「Tシャツ起業家」の覚悟と発信

昨日の#朝渋は、「食べチョク」の秋元里奈さんがゲストだった。
秋元さんは、『365日Tシャツ起業家』という本のタイトル通り、
毎日「食べチョク」のTシャツを着ている。

大学を卒業してDeNAに就職してはみたものの、
やりたいことがない。
やりたいことがなくても、会社員は仕事が回ってくる。
やっと仕事に慣れたかと思ったら、別のセクションに異動。
仕事の内容が強制的に変えられる。

実家は農家で、ある日野菜でも作ろうかと帰省したら、
畑は荒れていた。すでに両親は農業をやめていた。
なんで?
でも自分も「農業を継ぐな」といわれて育って、
なんの疑問もなくその言葉通り、
実家の仕事のことなど振り向きもしないで、
高校は進学校、大学は慶應義塾大学、大手IT企業に就職した。

実家の畑はなくなった。
なぜ「継ぐな」といい、仕事を捨てたのか。
それは、つくっても安く買い叩かれる、
誰がつくった野菜か消費者には関係ない。
つまり、自分の働きが評価されていないからではないのか。

そこに、DeNAでの自分と重なりを見つける。
であるならば、「やりたいこと」が見つかった。

ということで、生産者と消費者を直接結びつける会社を立ち上げたのが、2016年。
それ以来、ずっと「食べチョク」Tシャツを着続けている。
会社の中だけ着ているのではなく、
一日中ずっと着ている、しかも、人からちゃんと見えるように着ている。
おしゃれでありたいだろうに、ずっとTシャツなのはなぜなのか。
それは、「覚悟を示すため」。

覚悟を示すためにとった行動はほかに、
オフィスに住み込む、
泥臭く足を動かす、
発信する、
といことをやった。

覚悟を示す、発信することの大切さを改めて学んだ。