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朝から爆笑した。

「釜石線 列車”フライング” 3分前発車、1人乗車できず」
(「岩手日報」2024年2月25日付)

これは「犬が人を噛んでも新聞記事にならないけど、人が犬を噛んだら記事になる」類の記事か。

この記事で、いろんなことがわかる。
・運転手はタブレット端末の時刻表を使ってるのか
紙かと思っていた。
そういえば、シカにぶつかったとかで遅れたとき、車掌さんが乗り継ぎのいい便を調べてくれたことがあった。あれはたしか、タブレットだったかな。

・乗客の指摘でミスが発覚
たぶんこの列車はワンマンカー。車掌がいたら車掌が出発させないはず。
ということはこの乗客、走ってる途中に話しかけてはいけない運転手に話しかけてる。すごい勇気ある人。

・車内への説明のために最大8分の遅れが生じた
「最大」ってなに?

・列車には約20人が乗車していた
「約」ってどうなの?
にしても、20人は多いなあ。いつもはそんなに乗ってない。
土曜日、観光の人たちかも。ありがとうございます。
3分前にはそんな数の人たちがちゃんと乗ってた、ってことでもある。

・乗り遅れた1人はタクシーで輸送した
乗り遅れてない。早く出発したから、乗り損ねた。
タクシーでどこまで運んだんだろうか。
タクシーで小佐野までなら少額ですむけど、
駅にタクシーがいつもいるわけではない。
でも少額で済ませるには、タクシーを呼び出して、乗ってもらって、その人が小佐野につくまで、列車を小佐野に止めておくのがいいはず。

ああ、だとすれば「最大」の意味がわかった。
3分前に出発して8分遅れだから、11分かかってる、ってことは、
小佐野で列車を待たせておいて、
最終的に終着駅の花巻駅には時刻通りに到着、
ってことか。

こんなのが記事に! って爆笑したけど、
なんだか、「被害を最小に抑えるにはどうしたらいいか」
っていう、意思決定のケーススタディみたいだな。