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移住者がハマやすい沼

釜石から同じ東北内へ移住した親友がもがき悩んでいる、
んじゃないかと同じく親友はまちゃんから聞いた。

わかる。移住者はすぐに結果を出して、
周囲に認められたい気持ちがてんこ盛りになる。

「ああ、あの人が来てくれてよかった〜」「ああ、さすがだ〜」
とほめられたい。
でなければ、自分が移住してきた意味がない……。
自己承認欲求がうず高く盛られていく。

しかし、ここはダニエル・キムの「成功循環モデル」である。
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している理論で、
チームが成果を上げて、成功に向かうプロセス、仕組みを説いている。
それが、「成功循環モデル」で、
「関係の質」「思考の質」「行動の質」「結果の質」
この4つの要素が上手く循環していることが、成功し続けることになる。

循環には好循環(グッドサイクル)と悪循環(バッドサイクル)がある。

「結果の質」を上げるにはまず、「関係の質」を上げることから始まる。

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①関係の質:チームとコーチ、チームのメンバー間の関係性が良い、対話が活発、お互いに尊重しあっている、やたらと叱責とか否定されることなく、心理的安全性が高い。
 ↓
②思考の質:対話からいいアイディアがでる。気づきが連発する。
 ↓
③行動の質:新しいチャレンジができる、相互支援ができる、笑顔になる。
 ↓
④結果の質:成果が上がる、チーム内の満足度が上がる。
 ↓
⑤関係の質:さらに、お互いの関係の質が上がる。(以下、ループする)

バッドサイクルはこの逆で、結果の質から求めていく。
①結果の質:成果が上がらない、成長しない。
 ↓
②関係の質:チーム内の関係がギクシャクする、責任をなすりつける
 ↓
③思考の質:失敗を恐れてしまう。ウジウジ考える。
 ↓
④行動の質:消極的な行動、型にはまった行動になる。
 ↓
⑤結果の質:まったくいい結果が出ない。(以下、ループする)
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ということ。

親友。まずはメンバーとの関係性を良くすることから始めよう。
人生、すぐには結果は出ないもの。
(ごきげんも自分でつくるもの。)