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やらかしちゃったけど「それはちょうどよかった」

やらかしてしまった……。

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)課題研究の中間発表があるというので、
釜石高校までいってきた。

知り合いのムック(向野修得さん)と受付でいっしょになり、
そのまま二人で控室に入った。

受付で渡された案内には、

控室:来賓・助言者→応接室
   保護者・一般→コミュニティホール

とも書いてあった。
なんの疑問のなく、応接室に入った。

あとから応接室に入ってくるのは、
大学の先生方ばかり。
出席者リストにある友人知人たちがちっとも入ってこない。
なんか変だな〜とは思っていた。

そしたら、中間発表の会場入りを促す係の人が来て、
「先生方は助言者として壇上に上がってください」
「議員の村田さんは『一般』ですので、会場の後ろの方にいてください」

おおお、そうだったのか。
会場に入ると、たしかに「後ろの方」に出席者リストに載っていた友人知人たちがいた。
先輩議員もいた。
ムックは釜石高校でやってる「釜石コンパス」のスタッフだから、助言者の枠。
わたしは「一般」なのに、かってに「来賓」だと勘違いしていた。

これはやらかしてしまった。
驕っていた。
謙虚でいるようにこころがけてはいたものの、
<「来賓」の立場にいるんだから謙虚でいなければいけない>
と思っていた。
あちこちで「当選おめでとうございます」といわれるから、
「副委員長になりました」とか書いているから、
ちょっと図に乗っていた。

素直に反省しなければいけない。

でも、「それはちょうどよかった」でもある。

心理的安全性では、トラブルが起こったときは
「それはちょうどよかった」
と唱えて、前向きに対処したり、助け合ったりする。(『心理的安全性のつくりかた』 p118)

やらかしてしまった。
でも
「それはちょうどよかった」。
履いていた下駄を脱いで、
謙虚であるように行動変容するチャンスだ。


『心理的安全性のつくりかた』  石井遼介 日本能率協会マネジメントセンター 2020年