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ひらめき、アイディアは情報のストックから引き出されるものであって、ネットで検索してもでてこないのになんでパソコンとスマホにしがみついてるの?

小山薫堂さんと本間正人さんの対談が面白かった。
おふたりとも、京都芸術大学の副学長。

小山薫堂のアイデアはこうして生まれる―
「学び続けること」は企画力の根源|「最新学習歴のススメ!」

小山薫堂さんって、子どものころから
「どうやったら喜んでもらえるか……」
頼まれたおつかいでも、
相手の期待以上、想像以上のバリューを出そうと知恵を絞って、
その結果うわ〜って喜ばれることにたまんない喜びを感じていたそうで。

三つ子の魂百まで。
これがくまモンを生んだのね。

の一方で、

「ホメられても7割 叱られても7割」

という心構えももっていて、
みんなからチヤホヤされても調子に乗らないように戒め、
ディスられてもムダにへこまないように気持ちをコントロールしている。

小山薫堂さんのアイディアの厳選は、どこにあるのか。

ひとつは、判断基準、ものの考え方。
それは、
「未来においても価値あるものになるかどうか」
モノ、プロダクトだったら、長く使えるもの。
長く使って、愛着が湧くようなものは、価値が高まる。

たしかにくまモン、息が長い愛着が湧くヒット作。

もうひとつは、情報をストックすること。
情報とは、知識であり、体験であり、
人との出会いであり、
モノやサービスとの出会いである。

オンラインで得られるもの、
クラウドに保存できるサービス、
Googleで検索できることは、便利ではある。

でも、
「ひらめきはストックから生まれるんですよね」
と。

小山薫堂さんは、
くまモンをデザインした水野学さんの言葉を紹介してくれた。

「センスは知識でつくられる」

俳優の石田純一さんの言葉も。

「教養はひとを許すためにある。
知性はひとを和ませるためにある」

本間正人さんはそれを受け、
「教養はココロの広さ」
と。

だから、学び続けることが、とても大事なのだ。

                     art & photo by suiran