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10年後のシナリオと明日のブリコラージュ

コロナが落ち着いてきて、
もうなんだか2年前の「ふつう」の生活みたいになってきたけど、
6波が来るかどうかよりも前に、
地震とか台風とか、あるいは戦争とか、
そっちの非日常の方に備えておかないといけないのかも。

そういう、明日のことも不確実なのに、
大隈塾ではシナリオ・プランニングというワークショップをした。
たとえば10年後どうなるかをいくつか予想して、
そのためにどう対処するか、どんな資源とか資金とか能力とかが必要なのか、
文章(しなりお)にしてみる、というワーク。

シナリオを考えるには、
①考え方を変える
いま持っている資源とか能力とか強み、から考えるのではなく、
できるだけたくさんの情報を集めて10年後を予測する。

②フレームワークを使う、強制発想する。
情報は、社会、経済、政策、技術、環境、
などの分野で収集して、

③議論とプロセスに配慮する、発散と収束を繰り返す。

10年後なんて考えてもしょうがなくて、
そのときそのときでブリコラージュ(修繕)していったほうが有効だ、
と個人としては思うけど、
組織となるとそうもいかない。

大隈塾という小さな集まりでも、
5年後10年後はどういう世の中になっていて、
それをプレイフルに過ごしていくには、いまなにをしなければならないか、
ということは考えて備えつつ、
何かしら方向転換とか微調整とかしなければいけなくなったら、
ためらわずにブリコラージュしていく。

ということを考えた週末だった。