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五輪も延期される嘘みたいな現実と宇宙人が出てくる嘘みたいな体験談/ムーPLUS編集雑記

 ムーPLUSの中の人による記事ふりかえりレコメンドのコーナーです。

不安視が的中した

 2020年東京五輪がついに延期確定となり、その原因解決にめどがついていないのに2021年の開催時期を発表して、シン・泉よろしく「まずは君が落ち着け」と思う今週ですが、振り返ればなにかと紛糾していく初期段階に、新国立競技場の話題、問題もありました。ザハ・ハディドのデザインについて、またその建築費について。

 おなじみオカルト探偵・吉田悠軌さんが2014年から指摘していた「千駄ヶ谷」にまつわる徳川家の呪いを思うと、地鎮祭をやる国なんだから、そのへんしっかり対応すべきだったのでは……と思います。ここまでこじれたら怨念の影響が迫真のものに思えます。

 さて、外出自粛からロックダウン間近となってくると、ウェブマガジンはともかく紙の出版物については危機感が一層のもの。

 石原まこちんさんのルポ漫画、「さんぽ」と題したものの、どこへ行けばいいのか。とりあえず次回の取材をどうしようかと悩んでいます。悪疫除けのために外出する、その意味とは……。
 流行りのオンライン取材というのは、「さんぽ」なのか。悩みます。

嘘みたいな体験談を見聞きする

 半年前からすると嘘みたいに変わった現実の中で、4/1、エイプリルフールが到来。例年のようにSNSで各社のネタが展開されましたが、「ムーは毎日がエイプリルフール」とか言われるのもお約束です。もう慣れた。「嘘というわけではなくて」との説明もしません。

 高知の宇宙人や「ええもん」UFOについて、または小林清美さんの異星人接触体験について、まるっと信じるのも、科学的な視点で疑うのも、合理的な現象に解釈するのも、いずれも、体験として「あった」ものを語るには定規の種類が合いません。かといって正解は心の中にとか、ロマンがあれば、面白ければ、エンターテインメントだからというタオルでくるむような甘やかしも傲慢ではないでしょうか。無責任な棚上げと思うかもしれませんが、不思議なことや予想不可能なことを簡単に枠にはめていいのかと。

 なにしろ、オリンピックすら延期される現実や、見えない敵との戦争がリアルな状態。まったくエイプリルフールが霞む。困ったもんです。予言は本来、外れたり、ズレたりしていくものなんですよ。世界線、どうかしている。


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