金運と霊感に恵まれる経営者の意外な習慣とは?/尾崎友俐インタビュー
金運に恵まれる才能は、実在する。自らの事業を通じて「金運の動かし方」を知った経営者・尾崎友俐さんは、ほぼほぼサイキックだった!
文=久野友萬
「先日、ムーの編集長の三上さん、お会いしたんです。徳川埋蔵金のお話を聞いて、面白かったですよ」
世の中は狭い。尾崎友俐さんの名前を知らなくても、マネーの虎で最年少女性社長として活躍した方と言えば、ああ、あの人と思い出す向きも多いだろう。
お金の扱いにかけてはプロの尾崎さん、その尾崎さんの出した最新刊が『お金って不思議。金運はこうして動き出すの』である。経営者の信心深さの理由に、運がある。運を引き寄せるためにはどうやら神仏を大事にする必要があるようなのだ。
ましてや金運である。どういう心持ちなら金運は動き出すのか。
「BSEの時はすごく大変だったんです」
尾崎さんが焼肉チェーンのオーナー社長として、10店舗を切り回していた時期である。絶好調だったその時にBSE(牛海綿状脳症)が直撃した。一瞬で売り上げがゼロになってしまった。
売り上げはなくても支払いはやってくる。
「月商2億円だったので、支払いも家賃だけでも1000万から2000万円、仕入れが5000万から6000万円だったりとすごい額になるんです。何とかかき集めて、銀行からも臨時の融資を受けて、各行から5000万円づつ出してもらい、それでもどうしても足りない。車も何もかも売れるものすべてを売ったのに、82万6000円が足りない」
支払期日の前日、不渡りを覚悟した尾崎さんは、銀行の担当者に明日不渡り出すかも、と連絡をし、ふて寝してしまった。そして翌日。銀行に支払いができないことを相談に行くと、担当者が「入金ありがとうございました」と言ったのだそうだ。
「払ってませんよ? と言うと、入ってますよ? と言われ、82万6000円足りなかったはずだけどと言ったら、いえ82万6000円入っていますよ、と」
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