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死に神が通る町/西浦和也の裏話怪談

心霊ドキュメンタリーでもおなじみ、実話怪談界の第一人者・西浦和也の新連載がスタート。実際に聞き、集めたホンモノの怪異が姿を現す書き下ろし、今月のお話は連載開始にふさわしい 「死に神」の話。

文=西浦和也 #裏話怪談
イラストレーション=北原功士

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西浦和也(にしうらわ)/自らの実体験から取材まで、膨大な不思議を集める怪談蒐集家。トークライブなどイベント出演のほか、『現代怪談 地獄めぐり』(竹書房文庫)など著書も多数。

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<お知らせ>イラストレーション担当の北原功士氏による『令和怪奇画報 怪異都市伝説編』が発売決定。詳しくは https://www.kaikigahou.com/ にて。

死に神が通る町

 死に神と聞くとあなたはどう思うだろうか。頭の上からフードをかぶり、大きな鎌を持った男、もしくは髑髏のような顔でボロボロの着物姿の小男を連想するだろうか?
 どちらにしても、死期を伝える忌みな者としての印象に変わりはない。

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