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【これからのイベント観】僕にオンライン大会は向いていなかった件

こんにちは、やさいです。

昨日、チャンピオンシップシリーズ2021の開幕、そして10月にパシフィコ横浜にてCL横浜が開催されることが公式から発表されましたね。

東京の感染者はここ連日50人台となっているのですが、公式がこのタイミングの中で上記発表をしたことは勇気あることだと思いますし、公式の「オフラインについても動き出さなくてはならない」という判断が垣間見られたような気がします。もちろんまだ油断はできないですが。

僕自身、7月以降は徐々にイベントを開催していこうと考えておりますので、今回はどのような思想のもとに今後のイベントを行っていくかというお話です。

書き終えた後思ったのですが、2ヶ月前のこの自分の記事に対する自分なりのアンサーな気がしてます。


オンラインであることの意味


突然ですが、リアル脱出ゲームをご存知でしょうか。ポケモンも2018年には「みんなの物語」、2019年には「ミュウツーの逆襲」とのコラボイベントも開催されています。

リアル脱出ゲームといえば、2007年にその先駆けとなるイベントが立ち上げられ、ここ数年では大謎ブームを巻き起こした先駆けともいえる、体験型アトラクションです。カラオケやボーリングなんかとももはや肩を並べるくらいに日常に溶け込んでいるのかと思います。

まさに、この数年で「リアルでの体験」を販売してきたSCRAP社は一体、この状況をどのように捉えているのか、そしてこの後はどのように進んでいくのか、個人的にとても興味を持っていました。

そんなある日、SCRAP社長の加藤さんがYouTube で対談ライブをやると聞き、迷わず聞きに行きました。

この対談の中で核心を突く発言をされています。14分20秒あたりから。

「一番重要であると考えたのがオンラインである意味ですね。本来だったら会ってやったほうが面白いのに、本来会ってやっているあのリアル脱出ゲームみたいなものをオンラインで作り変えるのではなく、オンラインであることによってリアル脱出ゲームよりも面白いものを作るにはどうすればいいか。そしてオンラインである理由。自分がその現場にいるのではなくて、この場所で謎を解いて要る。そのことによりさらに臨場感が増すためにはどうすればよいか。…そして正解にたどり着いた。」

これを聞いた時、雷が走ったような衝撃に襲われました(それは言い過ぎ)

この2、3ヶ月行われている大会は、今まで一堂に会して対面でやっていたものを、オンラインで作り替えているイベントです。一堂に会していた時にできるだけ近づけるべく各運営さんが日々試行錯誤の中で取り組まれています。実際に今日はオールフレンズポケカPJNOもありましたし、間違いなくオンライン大規模大会の一つの完成形と思います。

しかし、そこにオンラインでやることの積極的理由は見出し難いです。基本的には、3桁の人間が一堂に介することの感染症リスクを回避するという消極的な理由ゆえの開催となっているかと思います。

もちろん、遠方がゆえに大規模大会への参加が物理的に困難だった方々にとって大型の大会に参加しやすくなったと言うのは一つあるかもしれませんが、おそらくそこに主眼は置かれていないと思います。

オールフレンズポケカに参加してみて


とはいえ、食わず嫌いで参加しないまま言っているのも説得力が欠けますので本日実際にオールフレンズポケカに参加してみました。タイレーツで(え

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まず、これだけの人数をオンラインだけで捌き、模擬大会を開催するなどして予め機械周りのトラブルへの不安を解消させ、当日、つつがない進行を可能とした運営チームの能力の高さには脱帽します。本当にお疲れ様でした。

さて、以下は率直な感想になりますが…

まず、実際にジムバトルで試合した後に意気投合することだってレアなのに、手元だけ見て仲良くなることは、古い人間だからなのか、かなりハードルが高いと思いました(とはいえ、仲良くなった方ももちろんいますが)。

また、大会に関わる人間全員がPC関連のプロではない以上、技術的な障害が生じるリスクが常にあり、それがひとたび発生してしまい誰も解決できないと運営も含めみなhands up状態になります。この時間がとてももどかしいし、トラブルが起きている側は申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

その意味で運営チームとして本当に必要な人材は、優秀なジャッジ ではなくPC関連のトラブルに詳しいサポートセンターかと思います。

あと、臨場感の物足りなさ。これを一番感じたかもしれません。これは運営の方も気にかけている部分で、だからこそYou Tubeでのライブ配信などを積極的に実施されていることだと思います。

しかし、家から出ていない以上、日常の延長でしかなく、今までイベント会場で当たり前のように感じていたものは非日常感であったことに気づかされました。

試合終わったら部屋の掃除とか洗濯し始めちゃうあたりがもうね、僕には合ってませんでした(それはそれでとてもいいことですが笑)。

始まってみれば一つ一つの試合を時間通りにこなしていくだけで、物理的な要因からイベントの全体像を五感で感じとることができないため、個人的には寂しさが残りましたね。


今後のイベント観


加藤さんの言葉を借りれば、リモートポケカというのは、ポケカみたいなものでしかないと思っています。そのポケカみたいなものをより発展させ、それによりポケカを発展させることにどうしても気が乗りません。それよりも、今までにも増して、ポケカイベントそのものをより濃いものにすることのほうが自分の中ではしっくりきました。

そういうのもあり、僕自身はイベントオーガナイザーの立場としてオンラインの方向には一切舵を切らず緊急事態宣言が解除された世界でどのようなイベントをしていくのを考えておりました。


今後の自分のイベントの方向性の一つは、より少人数に、より非日常感を楽しめるものにしていくことです。

まず、少人数によって、参加者へのフォローを確実にすることが可能です。フォローというのは、手洗いうがいの管理やマスクの配布、場合によっては検温等の対応もしっかり行うことができ、より感染症の対策を徹底させることが可能になります。

また、今まででは手が回らなかったような、イベント当日の演出に注力することが可能になりますので、イベントの世界観に浸ってもらえるように細かいところまでクオリティをあげていこうと思います。一番想像しやすいところですと、配信卓を作ったり、とかですかね。自分の試合がスクリーンに映されているのを見るのってアガりませんか?

具体的には、スペシャルリーグ銀座を模したイベントと、先日完成したゾロアークドラフトのイベントを検討しております。6月には友人を誘ってテストイベントができましたので、7月以降ローンチしていこうと思います。

(ゾロアークドラフトについてはぐるまんさんが記事を書いてくださいました!ありがとうございます!)


もう一つの方向性は、オンラインとオフラインの融合イベントです。

オンラインイベントは全くしないの?と言われれば、NOです。在宅ワークやオンライン会議がこの数ヶ月間に社会的に受容されたことで、オンラインへの抵抗感もある程度払拭されたこともまた事実です。その価値観の変容を活かし、「オンラインであることの意味」が明確に打ち出せて、なおかつ、オフラインの臨場感をそのままにできるイベントはむしろチャレンジしてみたいと思っています。

これについては、自分の中で一つの回答は出ており、来週からとある方と少しずつゆるゆると動いていこうと思っています。自分があまり挑戦してこなかった分野ですので自分自身もワクワクしており、かなりexciting  なイベントになると自負しております!

一度自分の中で整理したいと思い筆を取りました。

ジムバトルが再開され、改めて対面でやることの代替不能な楽しみを認識した今も、全体としてオンラインの方向に流れていくことに窮屈さを感じているような方々にぜひ遊びに来ていただければ幸いです!



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ちなみにオールフレンズポケカは最後まで残った中で最下位で、ぴえんもたけなわって感じでした🥺



やさい



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