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私とフランスアンティーク

私のことを知ってる人なら全員分かってることのひとつが、大の『フランス好き』。

かつては札幌のパリジェンヌと呼ばれ、一度も渡仏したこともないのにフランス人と言い張っていた痛々しい時代も。

フランス語取得の為にフランス人とも交際をしたし(秒でadieu)、毎日仕事前/仕事後の1日2回友人の店(フレンチ)へ通い、シェフやソムリエなどフレンチ飲食界の皆様に交じりワインを呑みながらメニューの新作の話をしていた時期があったり、休みの度に裕福な親友を誘ってフレンチへ行きコースを堪能し、ボランティアスタッフをしていたミニシアターでは無料で映画を観ることが出来たのでオサレなフランス映画を観てわかった気になってみたり。

当時勤めていたのは衣食住に関するあらゆるもの、それもスペシャルな気分になる、誰かにプレゼントしたくなるもの、を提供するコンセプトセレクトショップ。
元はUSEDのアパレルだったのが拡大して扱うようになったのが国内外問わず素敵な家具や雑貨、アクセサリー、そして私のいたカフェセクション。

カステラの工場跡地という、とってもとっても大きなお店で、美術展やポップアップ、二次会パーティーなんかも行うお店でした。

その割にスタッフの人数が少なく、足りない時にはカフェセクションの私も雑貨/インテリアのお客様の接客をしました。その為に商品やブランドの勉強をしたし、カフェメニューの考案で忙しい中でも楽しくやれたのは、“ヴィンテージ/アンティーク及びテイストの商品が多かったから”の一言に尽きると思う。

本当に素敵なセレクトなの。
今も札幌では大人気だし、先日インスタライブを覗いて見たら、とある東京のジュエリーデザイナーさんのポップアップを開催中とのことで、色々な商品をご紹介していたんだけど、本当に本当にめちゃくちゃ素敵で。
※あの技術の名前なんだったけな、忘れちゃったから後で追記しておこう。

話が逸れちゃったけど、とにかく素晴らしいお店で、そこで私のフランスヴィンテージ/アンティーク熱がどんどん加速していった感じ。

常連のお客様達にもクリエイティブな方が沢山おられて、中でも看護師をやりながら休日にヨーロッパヴィンテージのセレクトショップをOPENされている女性がいらっしゃって。大好きだったな。
明るくサバサバしてアクティブでセンスがめちゃくちゃ良くて本当にカッコ良くて。
店長が絶対仲良良くなれるよ、ってとりもってくれて、モジモジしながら遊びに行ったのでした。
※札幌を離れてからはオンラインショップでお買い物をしたよ。

20代の前半に東京へ誕生日旅行として遊びに行ったことがあって。
その時にも横浜にある70~80年代フレンチヴィンテージのお店へ行ったんだけど、その時の好みとはまた少し変わってきていた20代半ば。
よりシックに、よりエレガントに、よりシンプルに、になっていった。

映画に出てくる中世のドレスやコスチュームジュエリーなんかも勿論華麗で胸キュンなんだけど、私が日常使いしたいのはもう少しトーンを抑えたもの。

いつもの普段着に合わせるのに思わず手を伸ばしたくなる、でも飽きないもの。


その精神こそフランス的だよなって思う。古いものを大切に愛で、ひとつのもの長く愛す、その為のファッションは極力シンプルな色とデザイン、そのかわり小物で遊ぶ、みたいな。

実際、私が愛用している自作のアクセサリーの殆どはリデザインしながら何年も何年も使い続けている。
天然石や多少は質の良い素材に拘りたいのは、そういう理由。

勿論、低価格で買える現行品のアクセサリーも手軽に流行りを取り入れたり出来るから、これはこれで大好き。 


あれ、なんの話ししてたっけ。

あ、ハマったきっかけか。

初めてUSEDに手を出したのは16歳くらい。
当時は今とは違う古着屋さんが、そりゃ~も~、た~~~くさんあって、ファッション雑誌にも古着MIXみたいな格好が溢れていた頃。
アメリカ古着が主流だった気がするけど、やっぱり私はエレガントなヨーロッパ古着が好きだった。
昔のヨーロッパの生地のデザインて本当に可愛くて。ワンピースとかヤバかった。
お金が無いから、安いのを頑張って何時間もかけて探すの。お店を何件も渡り歩いて。

最高の1着を見つけた時は嬉しかったなあ…。
靴は大体無理だったけどね、私の足が大き過ぎて(辛)。

思い返すと、フランス古着が大好きになったきっかけは今はもうない『アンシャンテ(フランス語ではじめまして)』というヴィンテージショップかな。
※クリスチャンポーを知ったのも、そこの店員さんが愛用していたから。


フランス映画ハマりはゴダールの『気狂いピエロ』ね。
ハンドメイド以外の私の趣味、映画鑑賞もなんだかんだ20年以上フランスフランス言ってる。

なんかまだまだもっと書きたいことはあるんだけど、長くなると読む人が(いないけど)疲れちゃうから、そろそろやめようかな。


今はフランス好きの京都女。







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