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1泊2食9,000円以下で部屋食! 全国屈指の熱い温泉 群馬水上「湯本館」に泊まってきた
2021年の年末、仕事納め後の休暇にどうしても家族で温泉に泊まりたくなって、群馬県みなかみ町にある湯宿温泉「湯本館」に宿泊してきた。https://goo.gl/maps/neQTFvBrYoYtSxzHA
湯本館は非常にリーズナブルで、ちょいと鄙びた宿好きにはたまらない源泉かけながしの宿だ。
特徴は、
・1泊2食つき 1人10,000以下(平日8,800円、休日前9,130円)
・部屋食(コロナ禍に嬉しい!)
・家族風呂がある
・源泉がめちゃくちゃ熱い
・13時からチェックインができる
こんなところだ。子連れにとっては部屋食&家族風呂は本当に本当に嬉しい!
しかも13時チェックインって、これも地味だけど本当に嬉しい。週末の1泊2日をめいっぱい宿で過ごせる。サラリーマンの味方というほかない。
この湯宿温泉は、温泉フリークの方にとっては、なんといっても「全国屈指の熱湯」ということが特筆すべきポイントらしい。
「安住紳一郎の日曜天国」で紹介されて注目を集めた温泉ライター、小暮淳さんのブログで過去に高温泉入浴ランキングを紹介した際に一位となったのがこの湯宿温泉だったそうだ。
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この湯守の方は、「湯本作太夫」という名前を代々継いでいて、2022年現在で21代目だとか。めちゃくちゃ由緒のある宿なんですね・・・調べると約1200年前に開湯したとのこと。平安時代である。
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建物の中身は年季が感じられるが、あまり埃っぽかったりカビ臭さのような物は感じられず、きちんと清掃されていた。丁寧に手が行き届いている印象だった。
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部屋は8〜10畳といったところだろうか。縁側?のような温泉宿好きにはたまらない、あの呼び名のわからない最高なスペースもきちんと備わっている。夕食を済ませた後の入浴〜就寝前に、このスペースでビールを飲む時間は何という名前なんだろう。とにかく、かけがえのない時間。
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さて、温泉。まずは家族風呂に入ってみる。
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家族風呂はなかなか広く、5人くらいまでなら入れそうな十分な広さがあった。浴室もきちんと清掃されていて、清潔。
温泉は無色透明で、ほんのりと硫黄っぽい香りがしている。そして本当にムチャクチャ熱い!!
水で湯をうめてさらに湯もみをすること10分、ようやく42度くらいになっただろうか・・・というところ。
飲泉もできるようで、飲むと少しトロリとした喉ごしで大変美味しい湯だった。
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夕食のメインは寄せ鍋。醤油ベースの出汁に鱈、豚と野菜がたくさん入った鍋だった。その他、岩魚や定番なお刺身など。醤油の味がしっかりした鍋で、お酒が進む。
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そしてここの評判はお米。自家栽培の天日干しのお米とのことで、ぷっくり&つやつやして素晴らしく美味しかった。粒がしっかりしているのに、硬くない。もちもちしていて、噛むたびに甘味が広がる。お米で言えば、私史上ベストの宿メシかもしれない。
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夕食を済ませた後、混浴となっている大浴場へ。
他のお客は誰もおらず、貸し切り状態だった。
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析出物がまるで雪のようだった。こちらも熱々の湯で、しばらく浸かって休憩を繰り返すとなんだかサウナに入って整った感覚になってくる。それだけ熱いのだが、もう少し、もう少し、、、と入ってしまうから不思議だ。
部屋に戻り、暖房が効いた暖かい中でぐっすり眠ることができた。
早朝に起床し、ひとっ風呂浴びて朝食。24時間入浴可能なのは嬉しい。
朝食のお米ももちろん美味しい。おかずも気のおけない飯の友ばかりで、箸が進む。
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朝食を終え、チェックアウト。フロントでは、例のミラクルライスが販売されていた。3kg1,700円はお米やさんで売ってるリーズナブルな価格帯になると思う。かなりお買い得だと思う。
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この一帯は「湯宿温泉」という関東と越後を結ぶ宿場町だったとのことで、石畳の街並みを残していた。
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地元の方のための共同浴場が4つもあり、お湯が豊富なんだなあと感じさせられる。残念ながら私が宿泊した頃はまだ新型コロナウイルスの影響で地元の方以外の入浴はできないようになっていた。
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立派な神輿をしまっているであろう蔵もあった。二階建ての家くらいはあるだろうか。この小さな町並みでどんな祭りが行われるんだろうか。想像するとワクワクする。
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しばらく、あのお米の味を思い出しながら頑張れそうだ。
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