その「幸せ」の裏では誰かが「泣いている」かもしれない
はじめに
おはようございます。
むぎです。
今日は好評の「音楽から得た気づき」シリーズです。
今回は珍しく最近の曲でかつ若い世代で知らない人はいないんじゃないのかな
というくらい有名どころからご紹介します。
もしかしたらタイトルでピンときてる方もいるのではないでしょうか。
ぜひ最後までお楽しみください。
backnumber「水平線」から得た気づき
今回ご紹介するのは、
backnumberさんの「水平線」という曲です。
backnumberさんといえば「クリスマスソング」をはじめ
恋愛ソングのイメージが根強いのではないでしょうか。
そんな彼らが2020年にコロナ禍で中止になってしまった
インターハイを目指していた高校生たちに向けて書いた曲です。
と紹介しておきながら私がこの曲に出会ったのは翌年の2021年ごろでした。
どんなきっかけで聴いたのかはあまり覚えていないのですが、
とんでもない歌詞作ってきたなと衝撃を覚えたのを覚えています。
まだご存知ない方はぜひ一度聴いてみてください。
今自分が幸せであることに感謝する
この曲で訴えられているのは
誰かの「喜び」の裏には誰かの「悲しみ」が隠れてる
というメッセージです。
まずは一番のサビ部分
あなたの希望が崩れ落ちている最中、誰かがそれを見て綺麗とつぶやく。
捉え方次第ではサイコパスかと思われかねない一節ですが、
私はこれすごく本質的だなと感じました。
その後の二番のサビでは
今度は自分視点から、
かつ先ほど紹介したインターハイを連想すると、
勝ち負けの構図がよく見えますね。
勝者がいるということは必ず敗者がいる
逆に、敗者がいないと勝者には絶対になれないんですよね。
この対立構造に苦しむ中であなたは自分の在り方を見つける
なかなか考えされられました。
そしてこの後、
という落ちサビからラスサビへと展開していく
J-popの王道パターンが待っているのですが、
この落ちサビの心情なんかはまさに3年間目標としていたインターハイという舞台を
急に失って路頭に迷っている高校生たちの姿が目に浮かびますよね。
目指す目標がなくなり、空っぽになってしまった気分の中でも、
「自分」という存在の意義を見つけ出す
そんな想いが込められていると感じています。
その裏付けが、ラスサビでは一番のサビのフレーズがもう一度やってきます。
飛ばされてしまった自分のかけらの中から
何かが光っている。
そしてあなたはそれを見つける。
こうしてこの曲は幕を閉じ、おそらくこの曲の主人公は
自分が輝ける何かを見つけたのではないかなと思います。
おわりに
勝者にも敗者にもそれぞれの悩みがある。
それで悩みながらも自分の在り方を問いかける。
そんな曲だったのかなと私は解釈しています。
こうして両方の視点から景色を見てみると、
自分が見えている景色の裏側では常に
誰かが押しつぶされそうになっているかもしれない。
そんなことに気がつくことができたら、
自分が今幸せであること、
そのありがたみを噛み締めることができるのではないかなと思います。
一流のスポーツ選手の試合の中では、
勝っても負けても最後には笑顔でお互いを讃えあい
握手やハグをする様子がよく見られますよね。
こうやってお互いにリスペクトし合いながら前に進める関係性って素晴らしいなと
思うようになりました。
普段私が仕事をしている会社の雑居ビルも、
何のストレスもなくいつも綺麗なお手洗いや休憩室を使うことができているのは、
毎日朝早くからせっせと清掃をしてくれているおばあちゃんのおかげだったりします。
本当は体もあちこち痛むだろうに、
毎日笑顔で挨拶をしてくれて、何ひとつ愚痴を言わずに清掃をしてくれています。
こういう状況の時に、
それがその人の仕事なんだから当たり前だ。
という正論ではなく、
頑張ってくれているおばあちゃんの負担を少しでも減らせるように
不用意に汚したりしないようにしよう。
そう思える人間でいたいなと思いました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
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