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【”女性の本当の心地好さ”を追求】 老舗タカギが到達した「今」

女性が心地好く生きるためのインナーウェアを90年間にわたり追求し続けてきた老舗メーカー「タカギ」。そんなタカギが、生理日を快適に過ごすための新ブランド「ayame」を立ち上げてまもなく一年。muniでもお取り扱い中のブランドayameの魅力について、代表の高木麻衣様にお話を伺いました。


タカギの新ブランド”ayame”のネーミングに思わず納得

ーもともとタカギは、輸出向けに高級メリヤスを製造していたそうですね。 1930年代から続く弊社は、もとは染色・仕上げ加工前の高級布生地を材料から編み、海外へ輸出販売していたと聞いています。それが祖父の代になると、ある女性のアイデアで、当時の生理用ナプキンである「衛生帯」の製造事業を本格化させていくことになるんです。


ーその事業を発展させた女性がayameのブランド名に関わっていると?

はい、その人こそ祖父の妻”アヤメ”さんなんです。アヤメさんは社長に就任してサニタリー製品製造に舵を切りました。その手腕で会社の危機を救っただけでなく、現タカギの礎を築いてくれたのです。商売上手で先見の明があった彼女は、見事に時代の波を読んでいたのだと思います。


ー「女性は家庭に」が当たり前だった時代に、ばりばり仕事をされていたのですね?

実際にアヤメさんが仕事をする姿を見てはいないのですが、当時のメイン事業からサニタリー部門を切り離した行動力、どこにでも行って商品アピールした営業力、「家の門をくぐった人はみんな家族」が口癖だったという温かい人情派の一面、すべてに憧れています。


ーayameというネーミングには深い理由があったんですね。

ええ。最近ようやく定着してきたジェンダーレスをあの時代に体現していたアヤメさんは、私が思い描くブランドイメージにぴったり合致したんです。


タカギ現代表が手応えを感じた快適すぎる「分離型ショーツ」の魅力

生活の中で生じる女性ならではの問題を技術で形にして解決していく「フェムテック」、そして今世界で喫緊の課題となっているSDGs。タカギでは「これまで培った技術があれば、どちらのニーズにも応えられる」と確信し、サニタリーショーツの開発をスタートしました。



ーサニタリーショーツを作るきっかけとなったのが布ナプキンだったそうですね?

弊社は高級メリヤスの輸出を行っていた時代から、90年にもわたって生理用ナプキンの製造・販売を手がけてまいりました。その中で時代の変化を受け布ナプキンを開発したところ、大きな反響をいただきました。そこから、「布ナプキンを使った新しい商品を作れないか」と考えた末に辿り着いたのが、「ayame」です。長い歴史の中で蓄積してきたノウハウを生かせますし、SDGsプロジェクトの一環としてもベストな決断だったと思います。


ーサニタリーショーツに注力するという決断に対して、タカギの社員さんの反応は?

社員はさまざまなアイデアを出してくれました。快適さを極めるために衛生面を工夫しようという意見から、ショーツに布ナプキンを内蔵でき、取替えや洗濯が楽にできる分離型ショーツにたどり着きました。


ーこの分離型ショーツとはそもそもどんなものなのでしょう?

分離型ショーツとは、ショーツのマチ部分にポケットがあるサニタリーショーツのことです。このポケットに「エコナップドパッド」を入れることでパッドとショーツが一体化します。汚れたタイミングでパッドを交換するのですが、くり返し使えて衛生的なうえにエコなんです。生理期間もいつものようにナチュラルに過ごしていただけます。おりものだけならパッドなしで快適です。


ーしかもおしゃれですし、たいへん肌触りが良さそうな素材ですね。



上質なコットンと消臭繊維のレーヨンを使っていて、非常になめらかな肌触りです。心地好くフィットし、お腹を適度にサポートします。  


ーお手入れは面倒ではないのですか?

ショーツが汚れたらさっと手洗いして、30℃以下のぬるま湯に20分~30分ほどつけ置きしておけば、あとはネットに入れて洗濯機で洗うだけです。形を整えてから、風通しの良い場所で干すことをおすすめします。


ーほんの少し手をかけるだけで、物への愛着が深まりますよね。

そうなんです。フェムテックとかSDGsに関心のある女性は、ちょっとしたお手入れも「自分時間やエコを楽しむ」という感覚で捉えてくださるようなんです。



ayame創設1周年に展開予定のアイテムが楽しみ!


ーayame立ち上げ1周年を記念したアイテムをリリースされるとか?

サニタリーショーツと一緒に使えるブラの発売を予定しています。生理の時にショーツとブラが合わせられないという不満をお持ちの方は多いと思います。

”買いたいブランド”だけじゃない”働きたい企業”でもあるタカギ


ー心地好い職場作りを心がけているそうですね。

はい。”心地好い”製品を作る会社なので、すべての社員には心地好いことのスペシャリストであってほしいと考えています。5年前からフレックス制度を導入し、育休制度も充実させ、互いの個性を尊重し合える雰囲気作りも実践しています。

ー高木さんにとって会社作りは商品作りと重なっているんですね。

他に、地域貢献活動も行っています。地域の小学校で月経=ネガティブのイメージを覆して正しく理解してもらうための啓発活動も実施しています。


ありのままでいられるayameのショーツで自分らしく

「生理、来たか…でもあのショーツが穿けるからちょっと嬉しい…」

ayameのサニタリーショーツには、今までマイナスだと思っていた心身の変化をプラスに変える力があります。素材・縫製・込める気持ち。すべてにこだわって作られたayameの下着で、女性であることをあなたらしく楽しんでください。

https://muni.store/collections/all?gf_652=ayame