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【事務長の頭ん中】12/6〜面接での心得 その2〜


※事務長の頭ん中は神谷が思い付いたこと、感じたことをただただ吐き出す場所です

前回のコラムで、面接において求職者の良い所を見るのではなく悪い所(違和感)を見るようにしている、という話をしました。
実際、求職者がどんな発言をすると私が違和感を持つのか、一例として紹介します。


◯「御医院は複数の診療科があり、いろいろ勉強できそうなので志望しました。」


スキルアップを目的とした求職者は多数おり、よく聞くフレーズです。勉強したいという意欲は前向きに聞こえます。しかし、ここは学校ではありません。

学校=お金を払って勉強する場
職場=価値を提供してお金をもらう場

勉強したい気持ちは大いに結構ですが、自身が恩恵を受けたいという気持ちだけでは困ります。


◯「与えられた仕事は何でもやります。」


どんな活躍が出来ますか?との問いに、このような返答をされる方がいます。
本人は前向きな発言をしてるつもりですが、実は労働者として当たり前のことを言ってるだけです。
「私は能動的な仕事をせず、指示されないと動けません」と変換されて伝わります。


◯「前職は人間関係で退職しました。」


私の経験上、転職理由の9割は職場環境または人間関係の不満なはずなので、これも当たり前の意見です。
環境が悪かったと愚痴りたい気持ちはよく理解できるのですが、環境のせいにする人はコミュニケーション能力が劣っている人と映ります。



求職者は自身を良く見せようと、「何を話そうか」と考えがちですが、私からすれば「どんなNGを話すか」の方に関心を持ってます。
用意された言葉は聞き流しつつ、想定外の質問への回答から求職者の人となりを知ろうと努力します。

それって粗探しですよね?

と不快に思う人もいるかもしれません。

前回のコラムで書いた通り、期待外れの人を採用してしまったら、それは面接官の責任です。
過去に数百人と面接してきた私の経験則として、「違和感がないか」に注目するとミスマッチが減ると感じています。
面接官を務める役職者にも参考にしてほしいです。

次回は「面接官の正しい振る舞い」についてお話しします。

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