怒ってる人をなぜ放っておけないのか
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怒りを見たくないのは誰か
多分、その方とあなたは似ている(ところがある)のかもしれません。あるいは、あなたが自分の想像で相手の感情を作っているか、のどちらかかなと思いました。
例えばですが、甘いものを食べてはいけないと思っている人が、甘いものを食べて罪悪感を感じている人を見てざわざわするのは、自分が「甘いものを食べてはいけない」と思っているからですよね。
あなたの場合は、よく怒っていて、しかも怒るのは悪いことだと思っている人をみて疲れるのは、あなたが「怒るのは悪いことだと思ってる」からだと思うんですね。
これを同族嫌悪といいます。つまり自分の中にある見たくない感情を相手の中に見つけて嫌な気持ちになるから、その相手といるのが疲れるのです。
同族嫌悪と過干渉の不思議
夫婦や家族間でもこの同族嫌悪は非常によく起こります。基本的には離れるのがいいのですが、結局のところ、自分の見たくない感情を抱えている人は、その見たくない感情がないかと必死に探していることになってしまうので、なんだかんだ言ってそういう人に注目してしまう。
なんなら粗探しまでして、相手の中にそういう部分を無理やり作ってしまうことだってあります。
例えば自分が怒りを悪いことだと思っていればいるほど、相手もそう思っていると無意識に思い込んでいきますし、相手も次第にあなたに影響されていく可能性もあるんです。
例えば「いつも怒ってる」って言われたら、そりゃ怒ります。だって自分が勝手に周りから自分の感情を言い当てられたり詮索されるのって嫌じゃないですか?(例えば今ぼくがあなたは怒りを悪いことだと思っている可能性があると言われてイラッとしたならそれと同じです。)
そうやって「怒ってる人」を自分が育ててる可能性もあるんです。その人は、放っておいてほしいんです。その人だけでなく、自分の感情は非常にプライベートなものです。よほど信頼関係がある間柄を除いて、他人に気安く土足で踏み込まれたくはないものだと思います。
なので、放っておきましょう。そして同時に、
なぜその人の「怒ってる」に反応してしまうのか。
あなたのその時の感情はなんなのか。
その感情はどういう時により強く感じ、どういう時にはあまり気にならないのか。
それを見ていくといいと思います。
そうすれば、なぜあなたがその人に感情的影響を受けるのかが自分で理解できる様になります。それに、いまはなぜか「関わらざるを得ない」と決め付けている自分の考えが、ある日突然どうでも良くなってくると思います。
そうなったとき、その相手はあなたの目の前からいなくなるか、もしくは今ほどは気にならなくなるかのどちらかになると思います。
「他人は変わらない」が間違っている理由
よく、他人は変わらないと言いますが、他人がこういう人だと決めているのは自分の主観です。
自分の主観は感情次第で急激に変わることもありますし、なだらかに変わっていくこともあります。
自分の主観が変われば相手は変わります。そもそも自分の主観を通してしか他人は存在しないので、そういう意味ではやはり自分の主観が変われば他人は変わるのです。
もし変えたい変えたい!と苛立つのだとしたら、それは自分の主観を早く変えたい変えたい!と焦っているのと同じです。
主観(考え方)は変えようと思うと意外と変わらないものですが、それを握り締めている感情と向き合うことで意外とすっといなくなったりすることもありますよ。
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