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自分が決めたことを実行できなくて落ち込んだら。

4月に入っていろいろとマイルールについて考えてきたんだけれども、今日はちょっとそのマイルールの運用面というか、実用的な部分のお話をしていきたいなというふうに思います。

自分が決めたルールの方を見直す、その際の”基準”を持っておこう

マイルールをいろいろ作ったはいいんだけど、いつのまにか「縛られてるなぁ」って感じたり、自分で決めたのに実行できなかったことに対して、すごく落ち込んだりっていうことありませんか。これ結構あるあるだと思うんですね。「自分軸で生きよう」って思っていろいろ決めたりしてやろうとするんだけども、自分で決めたことがうまく実行できなくて凹むとかって。

なので、今日はそのようなときに『マイルールを見直す基準』だったり、視点っていうものを提示したいなと思います。

この説明に入る前に、まず『ルールの性質』みたいなものについて着目することが必要になってくるので、それを先に話していきますね。

ルールが持つ性質は3つある

まず、ルールの性質なんですけど、ぼくは3つあると思っています。

1つ目は、そのルールを守ることによって、「認証したりされたり、承認されたりする」っていう性質があるってことですね。

例えば、会社を例に考えてみましょう。会社で言うなら「就業規則に則ってくれますね(ルールに合意してくれますね)」ってことで、会社に入れたり会社で働くことができる。これ、認証と承認ですよね。就業規則というルールを守ることによって、認証されたり承認されるっていう性質です。これが1つ目だと思います。

2つ目はですね、ルールを守ることによる「ショートカット性」ですね。

ざっくり言うと、人って考えたくないんです。面倒くさいからできるだけ考えなくて済むように、ルールがあった方が便利なわけですよ。だって決まってたらそれを守ればいいわけで、考える必要ないから。だからルールを守ることによる「ショートカット性」ってのが2つ目としてあるなと思ってます。

3つ目は、ゲーム性です。これは何かスポーツで考えるとわかりやすいかなと思います。

サッカーで考えましょう。サッカーでもし、「何してもいいんで、さあ、始めてください。」ってなったら、何していいかわからないじゃないですか。手が使えないからゲームになる。「足だけしか使えない状態で球を向こうの網に入れる」っていうのが面白いわけじゃないすか。ゲームはなぜ面白いのか?って、ルールがあるからですよね、ルールがあるから面白いんです。

なので3つ目の性質っていうのは、ルールを守ることによる「ゲーム性」だというふうに定義することができます。

これで、ルールの3つの性質が揃いました。

  1. 認証と承認

  2. ショートカット性

  3. ゲーム性

あとはこれをマイルールを見直すときの基準として活用していけばいいって話になるんですよね。

「自分で決めたことを実行できなくて落ち込む、、」ってなったら、好きなだけ落ち込んでもいいんだけど、やっぱり最後は落ち込むんじゃなくて、自分が決めたマイルールの方を見直してみる、ってのもアリだと思うんですよ。そのときに、今のルールの3つの性質に着目していくといい。

次から具体的な例を挙げていきましょう。

○○でありたいから設定しているルールは要らない

例えば、そのルールが『1. 認証や承認』の性質にメリットを感じて設定されたものだとしましょう。

例えば「毎日ブログを投稿する。」っていうルールを決めたとするじゃないですか。これって1つ目のルールの性質で考えると、「毎日ブログを投稿する(ルールを守る)」ことによって、「私がブロガーである」ということを認証されたり承認されるはずだって、無意識にそう思ってるからルールを設定するわけですよね。

簡単に言うと、「ブロガーでありたいから毎日ブログを投稿しよう」ってなってるってことです。意味わかりますか?なのでここを見直せばいいんですね。

身も蓋もないことを言うかもしれないんですけど、この「○○でありたい系」の願いって基本全部ムダって思っていて、「ブロガーでありたいから」設定するルールって意味ないと思うんですよ。

だってブロガーって「ブロガーだからブロガー」じゃなくて、なんか面白いブログ書くことに意味があったり、その中身が大事じゃないですか?

やってることが大事なんであって、ブロガーとか、インフルエンサーとか、何でもいいんですけど「○ラー」にになりたい系の願いって意味ないなーと思います。だから、「○ラー」でありたいからこうしようっていうのは、ルールとしていらないと思います。意味ないから。

「認証されたい承認されたい。だから、こういうルール設定してるんだ!」って思ったら、それ捨てていいと思います、ぼくはね。

そもそも論で考えてみる

はい次。2番目の「ショートカット性」絡みの具体例です。

例えば、「毎日夜9時に寝よう、健康維持のために。」みたいなルールを設定したとしましょう。これって実は「健康維持のために何をすべきかよく考える」のがめんどくさいから、とりあえず「毎日夜9時に寝よう」ってルールにする。これはルールの『2.ショートカット性』にメリットを感じているから設定されたルール、ということになります。

でも、現実的には、体の調子で変わるじゃないですか。適切な睡眠時間って。早く寝た方がいいときもあれば、今日は遅く寝ても大丈夫なときとかってあると思うんですよね。

なので、「ショートカット性」のルールだなって気づいたら、やっぱ「そもそも論で、考える」っていうのがおすすめです。「あれ、毎日夜9時に寝るって決めてたけど、今の体の状態ではもっと早く寝たほうがいいのかも」とか、逆に「最近寝過ぎでむしろ睡眠が浅くなってるかも?」とかって考えてみる。

自分の目的は元々「健康でありたい」っていうことだったんだから、その「健康でありたい」っていうことが叶っているのか?が大事。そんな風に、「そもそも論」で考えると、解決していくと思います。

無理ゲーになってませんか?

最後は3つ目ですね。ルールの『3.ゲーム性』に着目をしてみます。

ゲーム性の観点から再び1つ目の「ブログを毎日書こう」ってルールを考えるのであれば、ゲームで大事になってくるのって、難易度なんです。難易度。例えば、サッカーにもし片脚しか地面につけないっていうルールがあったら楽しいですかね?難しすぎてつまらなくて、誰もやらなくないですか。(笑)

要するに、「難易度が適切でないと続かない」ってことなんですよ。

だから、自分の現状の生活スタイルなどを見たときに、「ブログを毎日書く」ってのが適切かどうか?適切な難易度になっているのか?って話なわけです。そこをちゃんと調整してあげないと、ただ難しすぎるルール設定をして「できない自分に落ち込む」みたいなことになっちゃうんで。

「えっと、、そもそも無理ゲーになってません?」ってことです。

だから、「これ難易度があってるのかなぁ?」ていうことを考える。難しすぎても駄目だし、簡単すぎても駄目なんです。退屈になっちゃってつまんなくなっちゃうと、やる気が出なくなっちゃうから。ちょこーっと頑張ったら越えられるぐらいのハードル設定、難易度調整、これが大事なんですよね。

逆に言えば、実行できないってことは、もしかしたら難易度が高いのかもしれないので、例えば「毎日書くのやめて週3だけにしよう」とか、もっと極端にやるなら「もう週1だけ」とかって調整する。「週1にするけどその代わり他の日にはネタを思いついたらノートにメモするだけしておく」ってアレンジすることもできる。そういうふうに難易度って調整できると思うんですよね。

というわけで今日は「自分で決めたことを実行できなくて落ち込んだら、ルールを見直してみよう」ってことで、その見直しの仕方についてお話をしました。じゃね。


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