昔、8弦ギターを自作した(木工編1)
材を決めるのだ
ネック材、ボディ材、指板材を決めます。
これは大まかな音の傾向を決める要素になるんですね。
ボディ材は代表的なものだと
・マホガニー
・アルダー
・メイプル
・アッシュ
が挙げられます、挙げた順に重量が重くて硬い音が出ると言われています。
マホガニー(軽い)→アッシュ(重い)
だいたい重いほど硬く、音も硬質になる傾向があります。
ちなみに軽い材の方が作業もしやすく、硬い材はやすりがけも大変辛いです。
最終的には10本ほどギターを作ったのですが、ボディ材はアッシュやアルダーばかり扱ってたからマホガニーボディをサンディングした時は死ぬほど楽でした。
ネック材は
・メイプル
・マホガニー
このどちらかが主に使われます、マホガニーネックはギブソンのギターなどでよく使われますが柔らかい材なので折れやすいなどの問題もあります。
最近はローズウッドやウエンジなどの硬い材が好まれる傾向にもありますが、どうしてもネックの重量が重くなってしまい演奏性に支障をきたすこともあります。
指板材は
・ローズウッド
・メイプル
・エボニー(黒檀)
が代表的なものになります、こちらも挙げた順に音がシャキッと立ち上がり、低い音から高い音まで響かせやすいという傾向にあります。
今回はボディをアルダー、指板をエボニー、ネックはメイプルとウエンジという材の5ピース接着にしました。
いきなりエッジの効いた構成にするのではなく、まずはスタンダード的な構成にすることで得られるものがあると思ったのです。
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