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昔、8弦ギターを自作した。

普通は作らないですよね、作ってしまったんです。
2013年、Ibanez社からRG2228っていう8弦ギターが待望の発売!
MESHUGGAHとか好きな人は待ってました待ってましたとなり、私も中古ながら購入いたしました。
普通のギターは弦が6本です、これは8本。じゃあすごい甲高い音が出るの?と思われがちですが逆にぶっとい弦が張ってあって低〜い音が出ます。ベースと被りまくっています。
いろいろ曲作ったりして遊んでいましたが細かいところで不満点が出てきてしまいました、当時美術学校に勤務していたこともあり設備も使える。じゃあ作るか、と軽く始めてしまいました。
ちなみに超クオリティを保証するものではないですが、ギターを作る上での基本的な知識の集合になります。

基本的な流れとして
・フレット長を求める
・ブリッジ幅とナット幅を決める
・形を決める
・木材を切ったり削ったり貼ったりする
・塗装
・パーツを組み付ける
・調整して完成
となっていきます。

こんなのを作った

最終的に完成したものとスペック
・28.625インチスケール(727mm)
・Hipshot オープンギアーロック付きペグ
・ABM3210 独立ブリッジ
・Bare Knuckle Aftermath ピックアップ
・Stewmac ニッケルフレット
・1ボリューム、3Wayセレクトスイッチ
・アッシュボディ
・メイプル、ウエンジ5ピースネック
・エボニー指板
・LMI ダブルアクショントラスロッドx2、カーボンロッドx2
・厨二っぽいインレイ

設計前に、パーツ類や工具類のほとんどを海外サイトから個人輸入しました
・Stewmac http://www.stewmac.com/
・Thomann https://www.thomann.de/gb/index.html
・LMI http://www.lmii.com/
・Hipshot https://hipshotproducts.com/
・Bare Knuckle Pickups https://www.bareknucklepickups.co.uk/
ネック、ボディ材は新木場の「もくもく」さんや以下のサイトで買うのが代表的です、工具を買えるお店もあります。
・アイチ木材 http://www.aimokukakou.jp/
・ギターワークス http://www.guitarworks.jp/
・大和マーク http://daiwamark.com/

そもそも何が不満だったのか

ギターやベースなどの弦楽器にはスケールというものが存在します。
弦が張ってある長さですね、ヘッド側のナットという部分からボディ側のブリッジという部分までの長さです。チューニングが同じ場合、このスケールというものが長ければ弦のテンションは強くなりハリのある音に、短ければ弦のテンションも音も緩くなりますが弾きやすくなります。

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