見出し画像

アドバイスしてはいけない

  他人にアドバイスをするという行為に,無意識のうちに苦手意識を持つようになりました。良かれと思っていったことが,逆に相手に嫌な思いをさせてしまう。言い方の問題なのだろうか…?
 たしかにアドバイスをもらったとき,とてもありがたいことなのに,求めていないアドバイスだったら自分の中のデビルがざわつきだす感覚がある…。
「特に求めていないのに,なんでマウントとってくるの?」
素直に受け止められない自分がいる。もっと自分自身素直にならなければならないのに…

 そう思いながらも,アドバイスしなければならない場面は出てきます。特に仕事の場面,また後輩を指導するときには嫌われる勇気をもって伝えなければなりません。でも,どのようにすればいかにストレスなく相手に伝えることができるのだろうか?


 先日読んでいた本に,「人にアドバイスするときの注意点」が書かれている内容に目が留まりました。話を聞いてもらうポイントとして,まとまりがないですが,気になったことを書かせてください。
本を以下に紹介します。

解決してほしいのか?聞いてほしいだけか?

 話の受け手として,まずは解決してほしいのか,聞いてほしいだけなのか判別する必要があるようです。話す側としても,「聞いてほしいだけなんですけど,」という一言を添えると,会話がスムーズになるかな?

アドバイスを求められても,相手の話を聞く

 アドバイスを求められたとしても,すべてが「あなたの解決策を聞きたい」わけではないようです。「やろうとしていること,いままでやってきたことが正しいことなのかどうか,少し意見が欲しい」と解釈したほうがいいみたい。だから,実務的には「もう既にやろうとしていることがあるのでは?」と聞くことが正解だと本には書かれていました。

何が引っ掛かっているのか?

 やりたいのにできないからアドバイスを求めにきている,つまりそこに悩みが存在するようです。「何か気になることがあるんですか?」と聞けると,相手の心の悩みに近づくことができる…!

解決策を提示せず,相手が本音で語るのを待つ

 相手が何に悩んでいるのか整理してもらうために,今まで考えたことや試したことを教えてもらうよう伝えると,相手の本音を聞くことが…!

成果が出なかった原因を相手に考えてもらう

 今まで考えたこと,試したことがを話してもらえたら,「なぜ思い通りにいかなかったのか」聞くことがポイントだそうです。

自分の意見を言わない

 最後ですが,結局自分の意見を言ってはいけないようです(笑)
自分がアドバイスしたいことは,「事例」や「昔の偉い人の話」などの他者の話に変換すると,さらに聞いてもらいやすくなるようです。






え,結局自分の意見は言わないの?(笑)


 


 感想としては,コーチングの要素が大きいんだなあという印象です。アドバイスすることに悩んでいたことが,実は相手の話を聞くことができていなかったのだと痛感させられました。もちろん,伝えたい内容を他者の話に変換することも大きな気づきです。
 

 今後のnoteで,今回の内容を実践した体験とか書けたらいいなと思っています。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?