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ピアノ教室の意外と大切なレッスンコースの話

今回は既にピアノ教室を展開している講師の方や、楽器店で生徒募集の仕事をされている方のお役にも立てるかもしれません。

  • 教室名をどうしたか?

  • どのようなコースを作ったか?

  • 月謝(入会金)をどうしたか?

  • 講師謝礼をいくらにしたか?

の「どのようなコースを作ったか?」についてお伝え致します。

結論から言うとピアノ教室ですが、戦略的に3つのコースをつくりました。
作ったコースは
「お子様向け」「大人の女性向け」「講師の特徴を打ち出したもの」
の3つです。

これもピアノ講師の妻としては全くない発想だったようなので、自身でピアノ教室を行っているピアノの先生や、将来自分の教室を持ちたいと思っている音大生の方にもヒントになるかもしれません。

考え方はを下記に残します。

コースを作ることによるメリットです。

  1. 集まりやすい

  2. 生徒さんの範囲を絞ることができる

  3. ホームページの充実

集まりやすい理由

対象者が明確になることで、ホームページやチラシを見てくれた方が、自分が対象なのかどうかが判断できます。不安が少なくなることで問い合わせへの行動がとりやすくなります。

何らかの範囲を絞ることができる

こちらについては下記の例をご確認ください。
矢印がコース名の候補です。
例)
・余りに小さいお子さんは対応できる自信がない
 →小学生からのピアノレッスン
・大人も募集したいけれど上級者は困る
 →初心者のための大人のピアノレッスン
・自宅に男性がくるのは不安
 →主婦のためのピアノレッスン

このような形でコースを作ることによって自分が苦手意識や不安がある対象者を外すことができます。

相手目線で考えると、レッスン希望の大人の方としては「大人も募集しているか分からない」と不安になることがないので、問い合わせしやすくなるということです。

特に大人の初心者にとっては不安が問い合わせの大敵となる気がします。
「初心者」や「譜面が読めない方向け」などの敷居を下げるのもありかもしれません。

これは今の仕事をしていても度々実感しますが、「ターゲットを限定する」のと「間口を広める」のでは、どちらがより目指した数値になるか?を考える必要があります。

同じ商材でもキャッチコピーや商品名を無駄に限定することで販売数が伸びることも、減ることもあります。

大手楽器店勤務のときの経験です。募集をかけても全く集まらなかった楽器のコースの、コース名を募集の都度ターゲットを限定したら毎回1名は集まりました。たかが1名と思うかもしれませんが、ずーっと生徒さんが増えなかったコースを年に4名増やしたら先生から凄く感謝されました。

ピアノ教室では、子供の限定は生徒さんを少なくするだけですが、大人に関しては効果がありそうです。

子供の限定も、狙ったターゲットのみ募集をかけたいのであれば良いと思います。

ターゲットを絞るのは当教室でも使っております。男性が自宅に来ることに妻も抵抗があったので大人はコース名で女性だけに絞りました。

それによって男性から問い合わせがあっても「ご案内可能なコースがなくて…」で断れるので、「男性はお断りしています」よりもお互い傷つかずにすんでます。

逆に男性も受け入れるならコース名で男性を入れたコースを作ると良いかもしれません。

ただ、コースが増えすぎるとホームページを作る際にネックになる可能性があります。3つくらいが良いのでは?と個人的には考えております。

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