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MIDI虚無機材史 #8 Novation Bass Station Rack(1995年)


Bass Station Rack
Vintage Synth Explorerから引用

 さてこの頃から社会人になり実家から通っていたため、定期的な機材購入が無駄に捗るようになっており、CS01がMIDIがないのでMIDI付きのアナログシンセをいろいろと探していました。
 Novationは設立1992年ということで、始まりはYAMAHA QY10をコントロールするキーボードMM10が初製品です。ドッキングステーション的な面白い発想で、PowerBook Duoとか私も愛用していたSONY MZ-R4ST(SONYサイトより引用
のように男子の超合金魂を揺さぶるシリーズですね。グレンダイザーとスペイザーがスペイザークロスする感じでしょうか、もしくは大空魔竜とガイキングでしょうか。なおQY10系列にはいかなかったので買いませんでしたが、同じような見た目のBass Station(キーボード版)は気になっていましたが手をだしていなかったところ、当機が発売されたのでした。Novationの歴史は以下ご参照ください。

30年にわたるベース、ビート、シンセサイザー

キョーリツコーポレーションサイトから引用

 Bass Station Rack は立川ROCK INNで購入したようです。1Uラックですが奥行きが非常に短くとても軽いマシンです。2オシレータ構成で、若干ツマミは小さく操作しにくい点もありますが問題なく、プログラムも100記憶させる事ができました。いわゆるTB-303にどれだけ近いかというと、私もTB-303マニアでもないのでなんとも言えませんが、ベース音源としてはとても太くとても愛用しておりました。リード音源としてもいろいろ使えてましたね。あまり使いませんでしたが外部入力でフィルターを
かけられる機能もありました。
 さらにこのマシンのすごいのはCV/GATE出力があるというところです。内蔵音源を鳴らすMIDIチャンネルとは別のチャンネルでMIDIからCV/GATEに変換でき、シンセ等を鳴らす事ができるのです。後述するRoland SH-101を入手した際には
この2つのシンセを同時に鳴らして楽しく過ごしておりました。 
 2年後にSuper Bass Stationというサブオシレータが追加されたようですが、出会った事はないですね。SuperMZユーザでもあり、中野にあったスーパー乙女というお店が好きだったので、いつかSuperも手に入れてみたいところです。

 Novationは結構お世話になったメーカーで残念ながら今は所有してませんが、いくつかまた入手してみたいですね、デザインもかなり好きです。当機材史でも今後いくつか登場する予定です。A-Stationをちょっと使ってみたいです。Novaシリーズも使って、秘技スーパーノヴァでも繰り出したいですがインベーダーウーマンが怖いのでやめておきます。

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