保護犬に会いに行った時の話
犬を飼いたいと思ったら、まずは保護犬を探す。
ということで、犬、めっちゃ探してました。(1年くらい前)
便利なもんで、ペットのおうちというアプリがあって、そこでわんちゃんや猫ちゃん、ヤギなど、いろんな保護動物が掲載されてます。
個人で掲載してる方や、保護団体の方など色々います。
中には、「台風の日にうちに逃げ込んできましたがうちでは飼えないので…」とザリガニの里親募集してる人がいて、「心優しい人なんやなー」と思った。笑
私は正直、犬ならなんでも良い!とか思ってなくて、結構飼いたい犬のこだわりが強いタイプ。
①まず、メス。絶対にメス。ちんちん怖いから…なんか赤いの出てくるし…。
②10〜15kgくらい。自分がガサツなので、小さい子は怪我させそうで怖い。賃貸の契約が15kgまでなのでそれ以上はNG。
③マズル(鼻のとこ)が長くてたれ耳であること。
④アクティブで体力があること。
この条件に合う犬は、まじで、まあなかなか居ない。
保護犬は、ほとんどが小型犬か雑種である。
雑種の子は、大人になった時の大きさがわからないので15kg以上になってしまうかもしれないし、日本に居る雑種は基本的に立ち耳である。
マズルの長さとたれ耳っていうのは完全に私の好みでしか無いけど。
でも、やっと見つけた。
小さいポインターの女の子。年齢わからないけど3〜4歳くらい?
で、会いに行くことに。
静岡の山奥、ペンションなどがある集落の一つのお家で数頭の犬を保護してるそう。
着いたら初老の女性が出迎えてくれた。
中に入ったらレオンベルガーいた。
出典:Wikipedia
今まで見た犬で1番デカかった。
その部屋は土足だったけどテレビもベッドもあって、どうやらこの女性はここで暮らしてるっぽい。
ちょっと見た事ないタイプの家に戸惑った。(なんか野生感が強かった)
みんな、ケージやクレートに入れられていた。
クレートトレーニングと言って、慣れたら狭い空間でも安心してそこで静かにできる…らしい。
で、近くにあったクレートをあけたら、ポインターの女の子が出てきた。
尻尾ふりふりしてこっちに来てくれた。
めっちゃ飛びつく。ほんとに可愛い。
表情も優しくて、キュンとした。
すぐお腹みせてくれる。たまらん。
まっすぐ目を見てくれる。たまらん。
と、その子と戯れてたら部屋の奥の引き戸からものすごい衝撃音がした。
「ドン!ドン!!ガンゴン!!」と、何かが扉を叩いていた…。
それに向かって、保護してる女性が
「ジェシカ。ジェシカNO!ジェシカNO!」
って言ってる…
まじこわっ。ジェシカなに?!何がそこにいるの??
でもジェシカはやめない。
ドン!ゴン!ジェシカNO!ドン!ジェシカNO!
バーーーーン!!!
ってデッカい黒のグレートデン出てきた。君がジェシカか。
ジェシカ、出てきてすぐ、しゃがんでる私のところにニオイかぎにきたけど、犬好きな私でもまじ一瞬うわあ!ってなるくらいビッグサイズ。
でも、性格がめちゃくちゃ可愛くて。
私がポインターの女の子可愛がってたら、ポインターを転がす。唸る。
「私の方がかわいいのに!」
って言ってるって保護してる女性が言ってた。
めっちゃかわいい。
あとバケツで水飲んだ後私の服で口拭きに来た。
やめてほしいけど可愛い。
結局ポインターの子は、里親希望したけど、希望者が8人くらい居たらしく、私じゃない人の子になりました。
ちょっと凹んだけど、あの子が幸せになってると良いなあ。
話の肝ジェシカやけど
おわり
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