【リアル】
Bar黒月をオープンして今月で1年半。
いつも応援してくださっている皆様に日々感謝です。なんとかなんとかやってこれてます。
リアルなエンタメやお料理を楽しんでもらいたいという気持ちで営業しているBar黒月にとって、SNSで発信できることには限界があります。
お店や自分のキラキラした部分を抽出して発信していればいいのかもしれないけれど、それだけだと私達の思いみたいなものってなかなか伝わらなくて。
でも、思いの部分を伝えると、色んな解釈が生まれてしまうんですよね。
配慮して発信したつもりが変に詮索されてしまったり、そのことじゃないよ〜っていうような解釈を勝手にされてしまうことがあったり。
嬉しいことでも悲しいことでも人の心は動くし、私が発信した思いの部分で、私以上に喜んでくれたり、逆に怒ってくれたりすることがたくさんありました。
だけど本当は、画面を通して、文字を通して、更に自分のフィルターを通して見たものや感じたことに、あまり振り回されないでほしい。
ウイルスは目に見えないのが本当に厄介で、だけれど、人の心や感情も目に見えないのだから、そこに存在している何枚ものフィルターを通したモノって本当に本当なのかな。
SNSで発信しといて何を言っているんだって話なのですが…
100%で伝えるのは絶対に無理だし、感じてみないと食べてみないとわからないでしょ。
私はこのコロナ禍で、リアルのエンタメを、飲食店を、仲間の生活を守りたい気持ちでこのお店を始めました。
五感で感じられる楽しさや喜び、美味しさや温かさがそこには詰まっています。
目の前に存在しているものを感じてほしいし、信じてほしい。
まだまだ続いているコロナ禍、暗くてギスギスした世界の中。小さな店に明かりを灯し、私達はいつもここにいます。
Bar黒月のリアルは常にここにあります。
オンラインを否定するつもりはないけれど、私はリアルをとことん守りたい。
そんな気持ちです。
ムンヒジュ