決して実ることのない恋の相手である貴方へ

これまで、貴方をずっと追いかけてきました

けど、今日で踏ん切りをつけます

これ以上、貴方のことを想ってもわたしは救われません

ただただ、心が疲弊していくだけだと気づきました

貴方とどうなりたい、というわけではないし、

そもそもどうなることもできません

そんな関係性でした

わたしが勝手に憧れていただけです

貴方にとっては『都合のいい人間』なだけだったでしょう

それでもいいと、自分に言い聞かせていました

目が合うだけで嬉しかった

会話ができたら、その日１日はハッピーだった

作ったお菓子を食べてくれた時は胸が躍った
「また作ってこよう」と思った

でも、貴方には別に想う人がいた

目の前でその光景を見てから、毎日胸が騒いだ

２人揃って目の前を通っていくたび、胸が痛んだ

別に、わたしは貴方のナニでもない

ただ、わたしが勝手に喜んだり悲しんだりしているだけ

そのギャップに毎日苦しんでいるのも、わたしの勝手

わたしがこんなに貴方のことで苦しんでいるなんて、
貴方は知る由もないでしょう

こんなに苦しい思いをして生活するのは、もうやめる

わたしはわたし自身のこと、わたしを愛してくれる人たちを
一番に考えることにします

貴方はわたしに多くのことを教えてくれました

感謝しています

もう、貴方のことを想うのは終わり

さようなら

決して実ることのない恋の相手の貴方へ