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制服買取被害その2

きっかけ

私は都内の会社に勤めるOLです。制服を手放そうと思ったのは、3月になり年度末の部屋の大掃除や断捨離を始めたことがきっかけでした。

クローゼットの中を真冬の服から春服へ入れ替えようとしていた時に、奥のほうから中高の制服が出てきたのです。たまたま数週間前に高校の同級生と集まった時に、制服の話をしたことを思い出しました。

友人のひとりの、「うちらの学校の制服、売ると結構高いらしいよ」という言葉です。都内にある中高一貫の女子校で制服の形態が珍しかったこともあり、もしかしたら友人のいうように少しはお小遣いの足しになるかもしれない、程度に軽く考えていました。

夏服・冬服合わせて結構なスペースを取っていたので手放すのにちょうどよい機会だと思い、インターネットで【制服】【買取】で検索をし、買い取ってくれるサイトを探しました。

【中学高校制服買取を高く売るならここ!ランキング一覧】という見出しのページを開き、ランキングの1位に出てきたのが、冒頭でもお話したスクユニというサイトでした。「使わなくなった制服を、次に大切に使ってくれる人へ」そんなワードや、東京都公安委員会の認可を受けていること、また買い取った制服をフィリピンへ寄付しましたという内容のボランティア活動報告などを見て、ここなら大丈夫だろうと思いすぐに査定・買取の流れを確認して準備を始めました。

スクユニの査定・買取の流れは無料キットを申し込んで、届いた段ボールに査定してもらいたい制服を詰めて着払いで郵送するものです。私は自宅に段ボールがあったため、「査定額1000円アップ」と記載があった、キットを申し込まずにこちらで準備して送る方法を選びました。


3月19日

制服をまとめてスクユニへ配送しました。

申込書に「LINEでのやり取りがスムーズです」と記載があったため、発送した後にLINEも追加しました。

【ホームページからのお申し込み済の方は申込者名のみをLINE下さい】とあったので、名前だけを送信し、査定までに3日から5日はかかるとのことだったので連絡を待ちました。

しかし、3日たっても5日たっても、1週間が過ぎてもスクユニから連絡が来ることはありませんでした。連絡はおろか、私から送った申込者名にすら既読が付きません。

3月27日

さすがに不安になり、再びLINEを送ろうとトーク画面を開くと、送信した名前には既読の文字がついていました。見ているということはこれで連絡が取れるだろうと思い、「3月20日に到着するよう配送しましたが、査定にまだお時間がかかりそうでしょうか?」と送りました。既読は付きません。「至急ご返信願います」、さらにそう加えましたが、状況は変わりませんでした。

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※スクリーンショットをした日時の関係で「昨日」と表示されていますがこちらのLINEを送った日にちは3月27日です。


そこで初めて、私は騙されてしまったかもしれないと思い、スクユニについて調べることにしました。検索ページを少しスクロールしていくと、スクユニに制服を売ることへ警鐘を鳴らしている記事が出てきました。

なかには、スクユニに制服を送ってしまって後悔した、という記事も……。ある方の体験記のようなブログを読んでみると、査定までにとても時間がかかる、返信がなかなか来ない等、今の私と同じ状況が載っていました。

デジタルウェブ

そしてその記事の中に出てきたのが、別の制服買取専門店デジタルウェブでした。記事の中で「スクユニとやり取りしている3週間、デジタルウェブの方もアドバイスくださりずっと連絡をとっていて下さいました。」という文面を見つけ、図々しくも、「どうしたらいいのか相談させてもらいたい」、そう思いLINE追加をし、スクユニに制服の査定を依頼してしまいすでに配送済みであること、連絡が付かず不安になり、いろいろと調べているうちにデジタルウェブさんのホームページにたどり着いたこと等、今の状況を説明しました。

デジタルウェブのスタッフの方はとても丁寧に対応してくださって、消費者センター警察に相談することや、スクユニから返事が来る前に、査定申し込みのキャンセルを訴える連絡を既読がつかずともLINEで送り続けることをアドバイスしてくださいました。

「消費者センター」や、「警察」へ相談。

そのワードを聞いて、改めて自分の状況の深刻さに気付きました。

一人ではもうどうしようもなくなってしまった、そう思いました。

普通に生活していたら、消費者センターにも警察にも相談するようなことにはならないはずです。自分の考えの浅はかさや軽率な行動をとってしまったことに、深く後悔しました。

次の記事からは、私がスクユニに対してどういう対応をしていったかについて、詳しく書いていこうと思います。


続く


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