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少しでも可能性があるなら

子どもの頃、『あなたには無限の可能性があるんだからね』と周りの大人たちによく言われた。

大人になった今、わたしには『無限の可能性』はない。

小さい頃は無限にあった道を自分がひとつずつ選んでいくうちに、その先に広がる分かれ道がどんどん少なくなっていく。

大人とはそういうものかと最近になって気づいた。

新卒採用のときは、経験がなくても熱意と情熱とまっすぐな想いがあればどんな会社にだって入社できる可能性があった。
入社した後のことなんて分からないのだから、とりあえず飛び込んでみるべきだった。

今になって気づく。
あの時、なぜもっと自分の可能性信じて飛び込んでみなかったのか。

就活のとき『興味はあるけれど、自分には向いてない』とか『自分にできるはずない』『きっとブラック企業だ』とか決めつけて選択肢から外した道。

私は『テレビドラマ』を作りたい。
どんなつらいことがあっても毎週の楽しみを与えてくれた。いろいろな言葉をもらった。
ドラマを見ている時だけは自分のマイナスの感情から逃れられる。見た後少し前向きな気持ちになる。
私も誰かにささやかな喜びや救い、共感、感動を与えられる人になりたい。

私はいま26だ。まだ間に合う。
まだ私の目の前にはいろんな道が広がってると信じてみることにする。

だから私は脚本を書いてみることにした。

何にも経験がないし、センスがあるとも思わない。
まわりにはバカにされるかもしれない。
間違った道かもしれない。
それでもいい。

どこかに書いて残さないとまた諦めてしまう気がして。咄嗟にnoteを始めてみた。
ここに決意表明をする。

私はもう後悔したくない。
少しでも可能性があるなら。