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ワクチン接種の夢と現実

食器を洗いながら、何かを考えていた。
あ、これnoteで伝えたいかも
そう思ったのに、その日のうちに忘れていた。
きっと大したことじゃないんだろう、諦めようとしたが、
いや、こういう繰り返しによって記憶力は衰えるのだ。
そう思いなおし、脳トレだと思って少しねばって考えた。

全然、思い出せない。

最近見た夢の話でも書こう。

ワクチン接種の日。
接種券を持って、ヘリコプターに乗って、病院に行く。
病院内に入ると、とにかく騒がしい。僕は行列に並ぶ。
待っている間に接種券を見てみるが、印字されているのは意味不明の文言ばかり。これは誰かに聞いてみないといけないなぁと思うが、前の人たちはどんどん進んでいくので、それに続いてどんどん歩く。

ある部屋に入ると、皆、病院のスタッフに何かを質問されている。
内容がよく聞き取れない。皆とにかく指示に従っている。
自分の番が回ってきて、スタッフに何か質問されるが意味が分からない。
スタッフは僕の接種券を見て、少し怒り出す。
どうやら、ここで接種するには何か手続きが抜けているらしい。
スタッフは余計な仕事が増えて、怒り気味。
「どうするんだ?責任がとれるなら、特別に打ってやってもいいけど。」
と詰め寄られる。え、何それ?責任?特別に打つ?そんなんでいいの?
わからないことがあり過ぎて、不安でいっぱいになる。
質問しても、全く取り合ってくれない。
結局、打たないことに決める。
「本当にそれでいいんだな?」とスタッフに蔑むように見られる。
それが正しい決断だったのか、判断できず、不安でどうしようもないまま、僕は来た道を戻り、ヘリコプターに乗り込む。見下ろす景色がむなしい。
両親への申し訳ない気持ちがあふれてきて、泣いていたかもしれない。
家に着くと母がいて、接種しないことを選んだと告げる。
選択は間違っていないと母は言う。僕はまた泣いていたかもしれない。

そして、目覚めた。
変な夢だった。しかし、なぜワクチン接種の話なんだろう?
たしかに、現実にようやくワクチン接種の日程は決まったし、一方で、不安になるようなニュースもあった。でも、僕はその辺は割と楽観的だった。それだけに不思議だった。

モヤモヤしながら、手にしていたスマホを開いた。
そこには、ある人のワクチン接種の日のエピソードが書かれていた。
接種券を忘れてしまった話だった。
その時、僕はその話にコメントを返そうと考えていて、寝落ちしていたのだった。
「それで、この夢か…」
なんとなく納得した。その後、寝ぼけながら考えて何かコメントを返した。

ちょうど昨日、1回目のワクチン接種があった。
当日、僕は接種券を忘れることもなく、当たり前だが、スタッフの方々も丁寧に対応してくれて、夢とは違って全く順調に事は運んだ。
1日経った今、副反応で腕がやや痛むが、発熱もなく体調は良好。
あと少しで元に戻る、そう思いたい。

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