血も湧くし肉も踊る、韓国サバイバル番組

　今日は、家で過ごす時間に満足できた。朝から不思議と気分が良くて、新しい娯楽に手を出す余力を得たのだ。

　それはアベマで見ることのできるサバイバル番組で、韓国のプロアイドルがグループの垣根を越えて「ガールズグループで一番の組み合わせを決めよう」という…オタクの夢が詰まったような内容のものだ。

　MCには少女時代のテヨンさまがいる。あの少女時代の、今はソロで活躍している女王。

　この番組の素晴らしいところは、すでにK-pop界でデビューを果たし、なんならヒット曲もバンバンだして来たような人たちが集まって何度もステージをする。もうすごい、よだれが出る。Twitterなんかでファンが妄想する「あの人とあの人が同じグループだったら・・」が実現しているのだ。夢だ。ほんと、K-popって何でもありだから面白い。すごく創造的な世界だと思う。

　それと、所属事務所のパワー不足で実績を残せていないグループのメンバーが「私を見ろ」と乗り込んできて大暴れしている所も胸が熱くなる。最高だ。韓国は実力主義、ステージで客を沸かせられる人がスターになる。実力を見せつけるには、サバイバル番組が一番だ。

　だが、サバイバル番組はその性質上、謎に対立させようとしたりありもしないドラマを産もうとしたりする。全て編集によって、だ。最悪だ。しかし視聴者ももうバカじゃない。「韓国のサバイバル番組＝悪魔の編集」の構図がほとんどの人の頭に浮かんでいるのではないだろうか？真顔が硬いタイプの子とか、すぐ標的になる。気を付けてー！！

　「私は悪編になんか騙されませんけど？」と己の精神を試すのも楽しみのひとつだろう。そもそも、サバイバル番組を見て誰かのアンチになろうなんて思ってる人なんていないと思うが。

　私はひたすら、創造物が好きだから。プロが集まって普段やれないことを存分にやる、そんなステージがたくさん見れて幸せだ。血沸き肉躍る。正直、結果はそこまで気になっていない。良いステージがYouTubeで永久保存されるから、むこう一年それを見てよだれを垂らすことができるだけで満足だ。

　久しぶりにテンションが高い。何かに夢中になるのが一番の薬なのだと実感する。