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弱点も欠点も裏返せば武器にできる

久しぶりに暗殺教室を読みました。元々ネウロが好きで、松井優征さんの新連載だったので1話はジャンプで読みました。
なかなか面白い、と思いましたがネウロを求めているとなにかが足りない...と感じるんですよね~。
計算づくで王道書き始めたのか...と思っていましたが、全てのキャラクターを掘り下げ、みんなちがってみんないい、殺しが舞台だが中高生への不変のメッセージ、伏線回収、きれいな終わり方...やっぱりネウロの作者だ...と思い知らされるような作品です。
大人が読んでも唸らされますし、先生が読むと勉強になります...笑

どんなものでも磨けば刃になるし、弱点も欠点も武器になる。
先生として優しすぎるのはよくないと思っていましたが、それも磨けば刃になるのかもしれません。
そういえば、私は働く人を選ばないし、どんなに癖の強い人でも尊敬できる部分を見つけて相手に合わせて働けます。
それを自分では過小評価していたけれど、組織で働く上での武器だったのかもしれません。

読後、作者である松井優征さんのインタビュー記事を読みました。

様々な漫画を読んでいると作者の人となりがなんとなく見えてきます。
なにを大切にしているか、キャラクターへの思い、漫画を描く上での武器など...。
漫画を描く姿勢として、大きく2つに別れます。
1つは自分が描きたいものを描いている人、もう1つは求められるものを描いている人。
売れる漫画はほとんどが後者だと思います。
前者は主観で、後者は客観でと言い換えることもできます。
主観で描くのが好きでも、担当編集によっては上手く舵取りされ、客観的でヒットを飛ばしています。
担当編集が変わったとたん描きたいものを描き出して暴走気味になる漫画もありますね...。

インタビューを読んで、この方はとことん読者を意識しているんだな...と感じました。
理解力の乏しい私でもとにかく分かりやすいストーリー、セリフ、イラスト。説明例えイラストもいつも秀逸ですよね。しかも面白い。

やりたいことをやるだけじゃだめなんですよね。自分がなにを求められているか。
教員の仕事でも自分の想いをもつことは大切かもしれませんが、「こうなってほしい」「こうさせたい」と強くなりすぎると暴走しがち。
生徒にとってどう指導するのがよいのか、相手に合った自然な指導が殺せんせーのようにとまでは言いませんが、自分に合った武器でできるといいのかな~。


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