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バンクシー鑑賞。→反基地デモから考える。
▶️目次
・GMOデジタル美術館でバンクシー
・渋谷で反基地デモに遭遇。そこから考えたこと。
・上間陽子「海をあげる」
GMOデジタル美術館。
一般300円・小学生100円という値段設定ゆえに
何も期待していなかったが、世界初公開を含む3作品の素晴らしい展示だった。
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2022年、福岡アジア美術館に「バンクシーって誰?展」を見に行った時、パレスチナ・ガザ地区の廃墟の展示を見て、息子は泣いていたっけ。
数年ぶりに、バンクシーの作品を、こんなに間近で見ることが出来て嬉しかった。
美術館を出た後 服を探して彷徨い、UNIQLOを買わずに帰ろうとした時、
大きな声が聞こえてきた。
沖縄の米軍基地に関する、大規模なデモ行進だった。
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機動隊が出動していた。
帰宅してからニュースを気をつけて見てみたが、どの局でも報道されてない様子だった。
受け取ったビラを読みかえした。
反基地運動のデモのようだ。
デモを見ると、それがどんな主義主張のデモであっても、身構える。息子がいるような時は特に、「守らねば」と思う。
・デモと暴動は別物だが、デモから暴動にどの瞬間にエスカレートしてもおかしくない。暴動に巻き込まれて怪我をするかも。
・ビラの文章も、「政権を倒せ!」などという言葉が煽動的で暴力的で怖い。
・デモに近づいたり、こんなビラを持っていたら、私も仲間と思われて、知人に見られたら避けられるかも。それに、もしもし万が一、逮捕されたりしたらどうする?
こんなことを瞬間的に考えている。
つまりは保身しかない。
自分と、自分の愛する家族を守りたい。なるべく安全な場所にいたい。
しかし、世の中で起きていることに、無関心で見て見ぬふりをしたくない。
こんな、凡庸な矛盾の着地点として、
受け取ったビラは必ず読む。そして慎重に判断する。判断が難しかったら、関連する本を借りるか頑張って買う。それからSNSやネットを確認する。
そして、自分に出来ることをする。息子が言うように、不買運動を個人的に行うのでも良いし、noteで慎重に言葉を発することでも。
沖縄といえば私の中ではこの本。
誠実で優しい、淡々とした文章で日常が綴られる。日常の中に、辺野古新基地建設や性暴力、貧困の問題がある。座り込みや抗議集会、デモ、スピーチについて書かれた箇所が沢山ある。自分が遠く安全な場所にいることを思い知らされる本。抗議活動についての理解が一歩深まった本。
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