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自己紹介#5~カタリバ~

noteをはじめて5年近く経っていることをちょっと振り返ったのと、
なんかいろいろあったなぁ…とふと思ったんで、自己紹介のその後を書いていこうと思います。
(あと結構、大学生を中心に読んでくれている人が増えてきたのもあり。面白いのかはよくわかんない。)

↑過去のものはこちらからどうぞ。

2018年の1月に僕はカタリバという教育系NPOに入社しました。

おそらく今でも、教育業界トップクラスのNPOだと思います。

試用期間の3か月は東京での仕事だったので、自分自身初の上京でもありました。

その3か月は、正直自分の仕事のできなさに打ちひしがれていたことしか記憶がない…。
どういう目的のことをやってたかは覚えてるんですが、具体的に何をやってたか、どんな人たちと関わっていたのかはほとんど記憶に残っていません。

スマホ漁ってたら見つけた、渋谷で始発まで飲んでた日の謎写真。
この日は大学の同期とチーズタッカルビ食べてました。(そういうことは覚えている)

フリーアドレスは当たり前、チャットでのコミュニケーション中心、オンラインMTGは当時からバリバリ活用…。
今の自分からすると全然違和感ないんですが、田舎の中小企業でぬくぬく仕事をしてた自分にとって、当時はそんなことで戸惑いながら日々の業務に付いていくので1日が終わり、
どうしよう何やってるんや俺…状態で中央線に揺られ通勤をしてました。

そんなこんなで3か月経ち、異動先の相談をされた際、「もう少し東京で働きたい」ということを当時の上長に伝えました。
自分の中では正直何も成しえてなく、まだチャレンジできることが東京にあると思ってました。
しかし異動先の希望は通らず、結果的に岩手県大槌町の拠点への異動に。
自分の意志とは無関係に、学生時代にボランティアで1度だけ見た被災地に住むことになりました。

※ちなみにこの異動の理由は半年後ぐらいに、代表の今村久美さんから直々に理由を教えてもらってます。
当時はちょっと不満もあったけど、適切な判断だったと思います。
カタリバは理不尽な異動をさせる組織ではないので、誤認識なきよう。

大槌には退職までの2年間住んでいました。
岩手では公営塾のスタッフとして中学生に数学を教えながら、週に1回高校に行き、当時まだ始まったばかりの探究の授業の支援をさせていただきました。

大槌町は福井のうちの実家並みの田舎(当時、人口12,000人ぐらいだったはず)。
加えて震災を経て、津波で多くを流された町でもありました。

今は取り壊された旧大槌町役場。
当時はこれを壊すかどうかの裁判で、全国ニュースにもなってた記憶が。

そんな街での生活はというと。
僕が行ってすぐの大槌町には図書館は(確か)なくて、郵便局もプレハブのもの。
(住み始めて1年後に立派な図書館がオープンしました。)
飲み屋は町に数軒、買い物ができるとこは地元のスーパーと隣町のイオンぐらい。
最寄りのマックとすき屋は車で90分。映画館は2時間。
大きい街で言えば、仙台まで3時間、東京まで5時間かかる大槌町。
男性スタッフの娯楽といえば、隣町のスーパー銭湯のサウナ。
(最近町内にも風呂が復活したらしい、すごい。)

そんな環境下でも、僕がいた2年間は自分の人生の中で一番充実してた時間だったと本当に思ってます。

朝から晩まで仕事をして、土日もほぼすることがないから図書館に行って仕事か勉強して。
職場でもそれ以外でも、ほぼ毎日のように子どもと関わって。
(イオンに行ったら大抵誰かと会う)
「震災」という理不尽と向き合う場面が多々あり。
福井とは違う田舎町に住む難しさを感じながら生活したり。
思いをもってNPOという特殊な職場にジョインした人たちに囲まれながら、時に笑い楽しみ、時に苦しく泣く仕事を毎日繰り返して。
(仕事中に泣いたのは後にも先にもこの2年間だけ。仕事で泣けるのは本当に幸せなことだと思ってます。)

当時の中学生が消さずに残してた落書き。やさしい。

間違いなく、今独立してなんとかやれてる土台を作ってくれた時間だったなと思ってます。

入社し3年目を迎えるタイミングで、僕は大槌を離れ、異動したいと考えていました。

元々3年間の契約社員だったこともあり、契約終了後は福井に戻るつもりでカタリバに入社していました。
ただ物理的に1,000km離れている大槌では、どうしても福井で仕事をするイメージが湧かず、少しでも近い場所で仕事をしたいと思うようになっていました。

このnoteを書いて、ちょっと怒られたのも懐かしい思い出。
ほぼ退職エントリー。ほんとにすいませんでした。

でも必死でした。
ボーナスをほぼ使い切る勢いで、月に1回福井に帰る生活をこのあたりから始めたものの、何も好転せず空回り。
福井で仕事をしたいけど、需要もない中でどう仕事を作ればいいのかもわからない。どうしよう。

そんなタイミングで、akeruの大連さんと岩手で再会したことをきっかけに、福井に戻ることになりました。

続きは気が向いたときに書きます。


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