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魚屋で魚を買うこと

魚屋で魚を買った。

これは新婚以来10年以上ぶりのことである。

なぜなら、新婚当時、まだ気合の入っていた私は野菜は八百屋で、魚は魚屋で買おうと試みた。近所の商店街の魚屋で買った生魚(種類は覚えていない)を鮮度を見極める目もない新妻が得意げに食卓へ出した。その夜、夫と二人でトイレを奪い合ったほろ苦い思い出がある。

それ以来、生魚はコストコで買うか、たまーーにスーパーでカツオを買ってタタキにするくらい。

そんな我が家が魚屋へ向かった。
きっかけは、醤油を熊本土産としたから。九州の甘い醤油が好きな夫はこれでお刺身が食べたいと言い始めた。
なんと自転車で行ける距離で評判の魚屋を見つけた夫は、週末ここでお刺身を買ってみよう!と。

我が家ではタブーとされている魚屋へ?!行っていいのか??←全然良い

口コミでは、昼過ぎから開店し、行列ができるらしい。
行列ができる魚屋なんて聞いたことないし(;^ω^)なんだか怪しい…
写真で見る限りでは、各種お刺身やら丸ごとの魚やらが、程よい値段で載っていた。
うむむ…

行くしかない。
そしてたどり着いたぞー!十数年ぶりの魚屋だぞーー!!
行列はないけど、数人のお客さんがいた。
いや、並ぶときはコチラとロープと案内が貼ってある…口コミはあながち嘘ではないのか。

ショーケースの中には皿ごとに刺身が盛られていたり、丸ごとの魚がおいてある。魚屋なので当たり前である。
二人なので刺身盛り合わせでいいのに、夫は甘えび甘えび!とうるさい。
仕方なく、カンパチ、中トロ、甘えびを購入。
大トロか中トロかで揉めて隣のご婦人に笑われた話はどうでもいい。

合計1,500円。スーパーで盛り合わせを買うくらいの金額なので文句はない。
帰宅して、手巻き寿司にする。
いざ!!

う、うまいぞーーー←ミスター味っ子を知っているあなたは同世代♪
魚臭くもない、新鮮なお刺身だった。
熊本で買った甘いお醤油も合う。
熱燗用の日本酒も最高に合う。

我が家のお魚事情が変わった記念日となりました。

いいですよ、魚屋!!


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