「勝つ」ことの前に大切なこと

皆さんこんばんは。
朝晩と涼しくなり、秋の訪れを感じる季節となって参りました。
本日は、夕方のランニングをしながらふと思い出したテーマについて、綴りたいと思います。

「勝ち」がすべてだった私の世界

中学校入学と同時に高校卒業まで、私はバレーボール部に所属していました。バレーボールの「バ」の字も知らないような初心者だったので、レギュラーに入れない日々がずっと続きました。
「もうやめようかな」と思っていた時、元バレーボール選手の先生が赴任し、バレー部の顧問になりました。
私は、ありがたいことに中学2年から高校2年までずっとレギュラーになることが出来ました。

中学2年から高校2年までは、生活の中心がバレーでした。
寝る時間も、起きる時間も、休日の予定も、食生活も全てバレー中心。
ここまでやるかと思われるくらいバレーのことが頭から離れませんでした。
それくらい夢中で大好きだったことなんだなと思います。

1度のミスでどん底に

高校2年の春、1年で一番大切な試合で、勝ちまであと少しのところで私はミスをしました。私がスパイクを打てていたら勝っていた試合でした。
「こんなところでミスをした私はチームメイトに顔向けできない」
私の人生はどん底でした。
そのあとの部活で私はレギュラーを外されました。
「もっと練習して、早くレギュラーにならないと」
「私は自分に甘いから、もっと厳しくしなきゃ」
どんどん自分を追い詰めて、大好きだったバレーがいつの間にか大嫌いになっていました。

私を救ってくれたママさんバレー

そんなある日、私のチームメイトが地域のママさんバレーに誘ってくれました。
ママさんはもちろん、社会人で働きながら仕事終わりに来ている人もたくさんいました。
私が一番びっくりしたのは、勝っても負けてもみんな楽しそうということ!(笑)
仲間が失敗したら「ドンマイ!」と声をかけ、決まったら「ナイス!」とい一緒に喜ぶ。お互いのことを尊重し、何よりもバレーそのものを楽しんでいました。

「勝つ」ことの前に大切なこと

この、ママさんバレーの経験は、私の人生において最も大切なことを教えてくれていた気がします。

①楽しむこと
「楽しいな」と思うからこそ始めたことが、「勝ち」という結果にこだわりすぎることによって見失われることは多いと思います。
「勝つ」ことは、とても大切だと私も思います。だけれでも、その前に「楽しいな」と思った自分の気持ちを大切にできたらもっと素敵なのではと思います。

②思いやること
「勝ち」にこだわりすぎて、見失いがちな大切なことが「思いやり」だと学びました。
仲間が成功したら一緒に喜び、失敗しても一緒にリスタートする。
カバーをしてくれたらありがとうと感謝の気持ちを伝えること。
私自身の存在価値や、相手がいてくれること、一緒にプレーができることにも感謝の気持ちを持つことは、忘れがちだけれども大前提で大切なことだと思います。

仕事で息詰まったり、苦しくなった時にはこのエピソードをいつも思い出しています。
「私はどうしてこれを始めたのか」
「どんなことが楽しいと思っていたのか」
「周りの人のことがしっかり見えているのか」

「勝ち」も大切だけれども、感謝の気持ちや楽しむことを忘れないで、大切にしていきたいと、強く思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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