「リーダーシップ革命」を読めばリーダーを育てられるのか?

生まれながらのリーダーは存在せず、考え方や行動の仕方を変えればリーダーには誰にでもなれるということを著者は主張している。

ただ読み進めていけばいくほど真のリーダーというものはやはり付け焼き刃で創造できるものではないのだなと痛感する内容だった。

この本を読むと逆にリーダーの資質のないものにリーダー教育を施すことの無意味さを感じる。

確かにリーダーを育てるための教育方法というものは存在するのだろうが、それはあくまでもリーダーの資質のあるものに限るということで、やはり資質のない人間にいくらリーダー教育を施したところで真のリーダーに変身できるわけではないのだ。

リーダーになりたい人や、今リーダーをしていて成長したいと思っている人には参考になるところはあるかもしれないが、もしリーダーの資質が自分にはないと自覚しているのなら、リーダーだけが仕事の全てではないので、自分に合った違う能力を磨いたほうがいいと思う。

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