■数秘術鑑定case.17 〜「ちえ」様の旅路〜
◯はじめに。
こちらの数秘術鑑定では、ご依頼者様の「生年月日」と「姓名」を基に「人生の旅の企画」を読み解きます。
もしも迷子になってしまった時には、あくまでも”手描きの略地図”として参考にして頂ければ幸いです。
◯鑑定の前書き。
・生年月日に関しては、西暦を用いた8桁の数字を用います。(例:1988/12/26)
・通常は各項目を1桁になるまで合算しますが、11/22/33といったゾロ目の数字が現れた場合はこちらを採用します。(マスターナンバー)
・また、計算過程で13/14/16/19の特別な数字が現れた際は新たな意味が付与されます。(カルマナンバー)
・もしも各数字による「ズレ」(葛藤)を感じたのなら、「葛藤を起こしやすい組み合わせを繋ぐ数字」(ブリッジナンバー)を意識してみて下さい。その数字が象徴するキーワードのうち、直感的に目に入ったものが貴方の助けになるでしょう。
〜以下、本編〜
■数秘術鑑定case.17 〜「ちえ」様の旅路〜
◯各項目(コアナンバー)解説。
生年月日からは主に「天から生まれる前に、魂が望んだ方向性」(宿命)を。
姓名からは「地上に生まれた後に、肉体に宿る方向性」(運命)を算出しています。
■魂の望む方向性:『社交家』
楽観。交流。享楽的。
ライフパスナンバー「L3」。
(宿命)
(年＋月＋日)
・引き継がれた才能:「良き妻』
家族の繁栄。初志貫徹。
バースデーナンバー「B6」(24)。
(生まれ日の総和)
■肉体が辿るルート:『理想』
上限の撤回。縛りの解放。固定観念の破却。
デスティニーナンバー「D9」。
(運命)
(姓名の総和)
・心が満たされる行い:『思し召し』
流れのままに。導きのままに。
ソウルナンバー「S9」。
(姓名の母音の総和)
・周囲に抱かれる印象:『お嬢さん』
芸術品が似合う人。品性。育ちの良い方。
パーソナリティナンバー「P9」。
(姓名の子音の総和)
・暴走しやすい性質:『実行』
加減を怠る/制限し過ぎる。
ハビッツナンバー「H4」。
(姓名の文字数の総和)
■メインシナリオ:『お家の事情は好きへの二乗。』
(使命)
こんな事ってありますか？
魂の数字は意外に対極。
楽しい事を次々と渡り歩く気軽な「L3」と、
伝統やご家庭を保守的に大事にしたい「B6」と。
「外向」と「内向」。
この複雑な葛藤がなんと生まれる前から確定しているが為に、どうやらしばしば矛盾に出くわす為に何かと苦しくなりがちです。
それに対して、肉体の数字は驚く程に綺麗な「9」の統一感。
肉体が辿る道筋は、「D9」による“大いなるモノへの帰属嗜好“。
その心が喜ぶ事は、「S9」による“大いなるモノからの思し召し“。
貴女に抱く印象は、「P9」による“大いなるモノとの繋がり意識“。
であればきっと、貴女はその生涯で「己が家族に、もっと宇宙的な景色を見せてあげる事」をこそ己が使命だと掴む筈。
ただ一方で、「H4」を抱える以上はどうしても「実現」に対しては強い苦手意識を感じやすいでしょうか。
「B6」として当初の一貫性を貫く事はむしろ得意なのですが、一方で「L3」として新たに思い付いたアイデアを即座に実行する事に対しては大きな躊躇いを感じます。
ただそれは、決して「やれるかどうかは分からない」という未知への恐れよりも、「実際にやれてしまうからこそ、結果どうなってしまうかが分からない」という方向での恐れ方。
貴女は決して「3」による空想家な側面だけでなく、
実は圧倒的になんでも出来る「9」の力が非常に大きいとても多彩なお方なのです。
なんでも出来るが故に、何をして良いのかが分からない。
そんな漂う雲のような貴女が、さてさてコレから一体どういう方向性でその命の使い方を定めたものか。
この後の展開、改めて色々と探るとしましょうか！
◯抱えやすい葛藤:
各ナンバーの干渉による矛盾。
人間らしさ。
「たまには、オペラもいいと思うわ。」
(L3)(S3)×(B6)
「怖いもの見たさはあるのよね。」
(L3)×(B6)
「（引っ張って欲しいなぁ…）」
(S9)(D9)(H4)
「難しい話題は、ちょっと苦手かも。」
(L3)(S9)(D9)(H4)
「選挙は大事よ？」
(D9)(S9)(P9)×(B6)
「うーん。うーん。うーん………」
(L3)(D9)(S9)(H4)
■統合された貴方:『お茶会のある時。』
貴婦人。主催者。輝かしい人。
マチュリティナンバー「M3」。
(天命)
(ライフパス＋デスティニーの総和)
◯各章のテーマ。
第一章:
「キッチリやるわ！」
「0才〜33才」「頂点数8」「試練数4」
めちゃくちゃ頑張っています。
「頂点数8」は情熱の数字。溢れるパワーと想いを胸に、日々日々地に足をつけてどっしりと頑張ります。この時期は特に、社会的な「正義」や「権力」との付き合い方を学ぶ時。
ただ一方で「試練数4」をも同時に抱えているが為に、ついついその視野が狭まってしまいどうしても頑固に振る舞いがちかも。
多くの人を助け、多くの仕事をこなし、そして多くの成果を叩き出す。
そんな沢山の試練を、ただ「なんか出来たから。」という理由で果たせるのはまさに「9」としての万能性。ここまで物事を突き進めておきながら、その実己の真の数字はいまだ一切封を切っていないという恐ろしさ。
いや全く、既に相当とんでもない方ですね…
第二章:
「ゆ、勇気を出すわ！」
「34才〜42才」「頂点数1」「試練数2」
さて、此度は「もっと向いていない事」をあえて引き受ける時期の模様。
「頂点数1」は貴女に「自分の意思で独立する機会」をコレでもかと沢山ぶつけて来ます。それは恐らく「新しい景色」としては貴女の興味を惹くものの、とはいえ心から「やりたいか？」と問われるとイマイチ微妙。
だというのに周りがどんどん「やって。」とせっついて来るものだから貴女はどうにも断りきれない。
この時期の課題は、実は「何処まで人の意見を採用して良いか？」の判断基準を己の中に確立すること。
時に逆らい、時に反抗し、そして時には受け入れる。
まずは何事も経験です。
「従ってはいけないモノ」を、キッチリと見定めましょう。
第三章:
「何かに導かれている、ような…？」
「43才〜51才」「頂点数9」「試練数2」
この時期は、非常に上手く「流れに乗っている。」と実感出来る日々となりそうです。
元々「9」を多く抱える貴女にとって、この時期はまさに「完璧に自分らしい」と感じられる程に無数の幸運が舞い込みます。
「あれが欲しい。」と望めば直ちにそれが手元へとやってきて、
「こうしたい。」と望めば直ちにそれが誰かを介してやってくる。
確かにたまーに怪しい案件は舞い込みますが、そこはそれ既に前章にてウイルスチェックの検閲完了。
なるほど、どうやら「自力で頑張る」事よりも、貴女にとっては「他力に乗っかる」方がより多くの事が上手く運ぶらしい。
これはまさに、「貴女だからこそ」の説得力を宿した貴重な証明です。
この知見、是非とも社会に広めねば！
第四章:
「懐かしいわぁ…！」
「52才〜」「頂点数6」「試練数2」
先生、タメになることが多過ぎます。
生来の魂が「L3」である事も相まって、貴女の感性は不思議といつまでも若々しい。そんな貴女のお茶会はいつも大人気なのですが、何故それがこんなにも老若男女を問わずに喜ばれるのかは…実は当の貴女自身が1番不思議に思うかも。
実は貴女の魂がやりたかった事は「若々しい愉快さを、ただ“おうちで佇む“だけで体現してみたい。」という贅沢な余生の過ごし方。
コレまでの「向いていないこと」を体験する時期は、ここでちゃんと「この余生こそが自分の正解」という確信と充実感を育む為のお膳立てだったのですね。
尚、貴女はただ楽しくおしゃべりしているだけのおつもりかもしれませんが…実はその言葉の端端から、「すごく本質的な人生の答え」が「9」（古き魂）の持つ言葉としてポロリポロリと気付かずに贅沢に溢れております。
というかそもそも、こんなに「9」の統一と「3の倍数」のみで構成されている方を私は一度も見た事がありません。
貴女の生き様は、もはやただ生きているだけで既に国宝級。
どうかその知見、より多くの方々にお伝えくださいませ。
■攻略のヒント。
1.やはり「9」に対する理解が1番大事です。
部分的に「9」を内包する方はちゃんといらっしゃいますが、逆にこうも「9」で統一された方はほぼいません。
良くも悪くも、実は「9」という数字はそれ自体が“全て“を内包した万能の数字。
大衆の具現をたった1人で行えてしまう程の「寛容」「需要」「適応」といった変幻自在の万能の属性が持ち味です。
もしかすると貴女の自己認識は「たまたまそのコミュニティでは欠けていた役割」を今まで代わりに引き受けていただけで、実は「役割」から解放された時の貴女こそが本当の貴女の姿なのかも。
時には何者でもない唯の自分に立ち返り、その“一時的に羽織った役割“を一旦お茶会のハンガーにでもお掛けくださいませ。
2.逆に、貴女にとって唯一と言っても良い執着が「家庭」となります。
ほぼ全てが「9」である貴女ではありますが、しかし「過去から引き継いだ才能」である「B6」としては…どうしても「最初に決めた事」を貫きたいし、家族の暮らしだけはちゃんと守って居場所を支えてあげたいと感じるかも。
ですが、ではその執着心が決して悪いものか…と言われると？
実は全く、そんな事はなくて。
常にふわふわと流されがちな貴女が唯一見せるその「執着」こそが、逆に周囲にとっても貴重な「人間らしい」と感じられる大切な感情。幻滅されるどころか、むしろかえって親しみを感じられるポイントとなる筈です。
一応、もしも新たに悟りを啓いて今すぐ解脱したいというのであれば直ちに捨て去るべき感傷ではありますが…
特にそういった目標を抱えていなければ、是非そのまま「人間らしさ」を大切にお抱えくださいませ。
3.「何に己の身を委ねるべきか？」
ここだけは絶対に、他ならぬ貴女自身のご意思で決めねばなりません。
貴女の本領は「漂う」事で発揮されるとはいえ、それは決して「違和感を見過ごす」という安易な妥協ではありません。
今世界にはどういう風が吹いていて、社会にはどういう風が吹いていて、そして自分自身は一体どういう風にこそ乗りたいのか。
さながら株投資に臨む資本家のような気持ちで、貴女の「9」としての視野の高さを活かして適宜その人生を良い風向きへとBETして運命の流れに乗せていきましょう。
時たまやってくる暗雲を上手く察知できれば、貴女はいつまでも美しい空を自由気ままに揺蕩う事ができる筈。
その判断だけは、例え幾つになってもお忘れなく。
◯今回のご質問:
(封印中)
■解答:
(封印中)
〜おしまい〜
◯追加コンテンツ:
天から与えられた「魂」。
地上で命を運ぶ器となる「肉体」。
両者は原則変えられませんが、
人の「意識」だけは今後も大いに進化します。
もしも既に「ストレングスファインダー」テストにて、
「無自覚に積み上げて来た才能のタネ」が
解っている方は、是非こちらのマガジンもご覧下さい。
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■おわりに。
結局の所。
あくまでも「生年月日」と「姓名」だけであたりを付けられるのは、その方の人生の旅の「大まかな初期プロット」位なものです。
※前日にある程度決めておいた、「旅のしおり」ともいえますね。
人は皆「地球でしか出来ない事」を楽しみにして地上を訪れましたが、実の所「現地の旅先で、急遽旅の予定を変えてみる」のもまた一興。
当初の有名な観光地へ行く予定を急遽キャンセルしても問題ありませんし、(ごく一部の方を除いて。)フラリと脇道へ逸れる事でむしろ新たな出会いや体験が得られる事だってある筈です。(これこそまさに旅の醍醐味。)
とはいえ。
時には見知らぬ土地で迷子になったり、遂には安心出来る居場所を見失う事もまたあるかもしれず。それはそれできっと楽しいのですが、そういう「いざ道を見失った時に、なんとか王道に復帰出来る為の命綱」としてこの数秘術鑑定がお役に立てれば幸いです。
天から生まれる前に決めた安全策は、上記の通り。
その選択が王道にしろ邪道にしろ、最期の時に「より魅力的な土産話が出来上がった。」と満足して頂けたのならそれが私の無上の喜びです。
それではどうぞ、善い人生を！
◯参考書籍。
ゼロからマスターする数秘術; 誕生日から読み解く、あなたの人生
数秘術 マスター・キット ― あなたの魂に刻まれた運命を読み解く
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(毎週土曜18:00に、一件だけ投稿されます。)
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