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「ブレーキの理由は思い込みかも?」(65日目)

■概要。 

「映画の広告戦略で、死なない確率を少しでも上げる為に徹底的に答えを準備しておくお話。」 

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしを追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「当時の映画の現場レポートは、2期生であるまーちゃんのレポートをどうぞ。by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。(2020/03/03)

3月3日(火) ※3月5日以降は『いいね』を押さないでください。
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トイレットペーパーが売っていないので、ほぼウォシュレットで解決しているキングコング西野です。

※コロナで民衆がパニックになったので、「とりあえず何か自分にも出来ることを」が動機で無駄な買い占めが発生。…防災のストックは、どうやら自然災害以外(人災)でも必要な模様。

さて。

昨日は映画『えんとつ町のプペル』の宣伝会議がありました。

(コチラ→) 

前売り券は、一度に刷る枚数によって、一枚あたりの単価が変わるらしく(たくさん刷れば刷るほど安くやるヨ)、スタッフさんから「1万枚と、3万枚と、10万枚の三択があります」と言われたので、「10万枚の一択の間違いでしょう?」と、お返事しました。死にました。

極端な話、前売り券が1枚も売れなければ、約1億5000万円の損失です。
鬼クソ頑張ります。

ちなみに後々、別ベクトルで西野さんの自腹が吹き飛びました。

昨日の会議では、先日、このサロンに投稿させていただいた『映画の台本+ペアチケット』の提案をさせていただきました。
案の定、「映画公開前に台本を販売するのは…」という声が上がりましたが、「台本を買うような人は、かなりのコアファンで、コアファンは映画館に足を運ぶことを決めている」という説明をすかさず差し込み、乗り切りました。

いかなる場面でも、飛んでくる指摘を想定し、その「返し」を準備しておくというのは、とても大切です。

そして、そこから更に攻め込む西野。

なんと、「映画公開直前に映画『えんとつ町のプペル』の台本を、ネットで無料公開しませんか?」と提案します。
(※このことは、絶対にナイショだよー)

さすがに、どよめく会議室。
「いくらなんでも…」という声が各地で上がります。

しかし、考えてみてください。

『小説の映画化』なんて、まさにそれ(映画公開前の台本公開)じゃないですか。
そして、映画化される小説は、「映画公開までに、多くの人に手渡っていればいるほどイイ(集客に繋がる)」とされています。

徹底的にネタバレをさせて、「これが、どう映像化されるんだろう?」という興味で、お客さんを釣っています。

理屈でいうと、それとまったく一緒なのですが、どういうわけかアニメーションとなると、「ネタバレしたら、来てもらえない」という声が上がります。

ただ。

ネタバレを恐れるのであれば、舞台『えんとつ町のプペル』は、やっちゃダメだし、5月から全国各地を巡業する「映画『えんとつ町のプペル』のVコンテ上映会」なんて絶対にやっちゃダメです。

そこでは「VコンテのネタバレはOK」としているのに、「台本のネタバレはチョット…」というのは、整合性がとれていません。
皆がブレーキを踏んでいる理由が、『理屈』ではなく、『思い込み(常識)』になっているような気がしました。

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徹底的にシェアする
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今回の勝負はものすごく分かりやすくて「ホームランを打たないかぎり、負け」です。

ホームランを打つ方法は決まっていて、誰よりも素振りをして、誰よりも研究して、そしてバッターボックスに立った時に「バットを長く持つ」です。
バットを長く持てば持つほど、空振りの確率も上がりますが、長く持たないことにはホームランは打てません。

昨日の会議の“締め”で「徹底的にシェアしましょう」という言葉を使わせていただきました。

こうして、3万8000人の方に戦略をお話しすることで、きっと僕は引き下がれない状況を作っているのだと思います。
責任の所在を明らかにすることで、自分のケツを叩いているのだと思います。

結構、怖いですが、おもくそ頑張ります。

余談ですが、声優さんにお配りする台本には、
『小栗旬=001』『山田孝之=002』…といった感じで、それぞれ【番号】が振られています。
「誤って世に出回ってしまった台本が誰のものなのか?」を明らかにする為です。

昨日、スタッフさんから「個展会場で、お客さんに販売する台本にも、1番~1000番まで、それぞれ【番号】を振ったら、面白いかもしれませんね」と提案されて、即採用しました。

スタッフ感が、より強まって最高ですね。

こんな感じで、試行錯誤、微調整を繰り返しながら、映画『えんとつ町のプペル』の制作を進めております。
「こんなのどう?」「こういう形でなら協力できるよ」というのがあれば、コメント欄までジャンジャン送ってきてください。

メガヒットさせて、明るいニュースを作るぞー。
おー!!!

現場からは以上でーす。

【映画『えんとつ町のプペル』を子供達にプレゼントしたい】
https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1189

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当時のコメント私のしるし

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■今振り返ってみて。 

ちなみに「台本の無料公開」と「VコンテのPV」は残念ながら没に。

予め想定される質問を想定し、そのことごとくを答えられるように仕上げておいても、やっぱり全てが報われるとは限らない。

でも、やる。

こうして凡事徹底を繰り返す姿勢こそがリーダーとしての信頼に繋がる以上、実は一切の努力は無駄にならない。

理屈では分かっていても、こうしてやり切るのが西野さんのスゴイ所。

■宣伝。

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