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「※番外。けんすうさんによる2020年のクラファン事情。」(103日目)

■概要。(2020/04/10)

「クラファンは景気の良い時(道路がガラ空きな時)に手を出すモノなので、今からの新規参戦はみんなやるから超渋滞で詰むよ、というお話。」
※4月10日回は非公開記事な為、同時期に投稿のけんすうさん(アル開発室)の記事に差し変わります。

■本日の応援者。 

この記事は、「eluの快適さがマジでヤベェ。そして招待枠が全然埋まらなくてマジでヤベェ。出遅れた。by中崎雄心」の提供でお送り致します。

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります!

■以下、本文。

2020/04/09投稿分です。2020/04/11以降はいいねしないでください。

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■あらすじ

はじめましての人ははじめまして、久しぶりの人はお久しぶりです。アル(https://alu.jp)というサービスを作っている、けんすうと申します。

世界一のマンガサービスを創るぞ!と深夜のスナックで言ったら、西野さんが「ええやん、めっちゃええやん。ほな、お金だしたるわ」と出資してくれた上に、「わいのサロンで投稿してもええんやで」といわれたので、たまに書いています。ネット業界のコバンザメと言われています。

※私が参加する前は、どうやら週一位で投稿されていた模様。
詳細は、或いはどこかで。

西野さんの投稿にもあった、「クラウドファンディングについて」を、アル開発室という、自分のサロンみたいなところで書いたのですが、せっかくなので、こちらでもご共有します。


ではいきます!

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■クラウドファンディングを始める上で考えないといけないこと

新型コロナの問題で、飲食店とか、いろいろなお店とかが立ち行かなくなってしまい、困った上で「応援されることでお金をもらおう!」と思い立っている人が多くいます。よく見かけます。

ただ・・・基本的に、今の時代になってから「クラウドファンディングをはじめる」という人は考えておかないといけないことがあると思っていて、、

それは「クラウドファンディングの使い方は大きくわけて2つある」ということです。

これをごっちゃにして「クラウドファンディングでお金をもらえばいいんだ」となると、事故る可能性が高いので注意です。

というので、説明します!


■クラウドファンディングとは

お客さんにとってのクラウドファンディングのメリットはいろいろありますが、個人的には以下の2つが大きいと思っています。

先行販売をすることで先にキャッシュが入るから開発ができて、新製品ができて、新しいものが手に入る

応援したい人を応援することができる


もちろん、お金を集める側

• お金を先にもらえるので開発できて売れる、借金などのリスクが減る

• 応援してもらえてお金までもらえる

になります。

というので1つづつ見ていくと、、


■先行販売について

先行販売については、わかりやすく、先にお金をはらうことで新製品を開発でき、それが手に入る、というので、「お客さんはリスクはとっているけど、製品が届く限り、ほぼ損しない」という性質です。

そして、新型コロナ問題の今、新製品じゃなくても「単なる事前販売プラットフォーム」として使うこともできます。

今回のコロナで困っている人が、これを使うのはおすすめです。

たとえば、NORAという美容院さんが、新型コロナの影響をへらすために、「髪を切るチケット」みたいなものを事前販売して売ってたりします。

これによって何が起こっているかというと、事前販売は損しないのでサクサク売れる、という面に加えて「チケットがギフトとして使われている」などです。将来のお金が先に入るだけでなく、新たな需要が生まれているという感じです。

お金が先に入る点については、ローリスク・ローリターンに見えますが、だいたいの小さい店舗などは、手元にお金が今ないと潰れちゃう、みたいな問題のほうが大きいので、先にお金が入るのはメリットが高いです。

言い換えると、時間軸をずらしているだけなので、店舗にとっては「今のお金」がすごい大事だけど、お客さんにとっては「1年後の髪を切る5000円」はそこまで大事じゃないので、そこがマッチングできている、という感じになります。

というので、お店もお客さんもほぼデメリットなく出来ているので、これでクラウドファンディングするのは良いと思っています。


■応援されたい

しかし「私たちは困っている!応援してください!」系のクラウドファンディングは今、すごい難易度があがっています。

自分自身がインフルエンサーだ、もしくは強烈なインフルエンサーが応援してくれる、という状態でないと、今、手を出すのはおすすめしません。

具体的には、「西野さんがついつい支援したくなっちゃうようなプロジェクト」の方がおススメ。(勝手に専用リターンを出したら即死だけど。)

なぜかというと、、、

まず、クラウドファンディングが盛り上がってた背景としては「お金が世界的にめちゃくちゃ余っている」という」状態だった、というのがあります。その上で「ものよりも人を応援して気持ちよくなりたい」というニーズが生まれていました。

お金で手に入るモノは、もう大体が手に入っちゃっていた時代。
各武将が、名誉や地位に価値を見出していた頃。

世界的な景気のよさがクラウドファンディングの器を広げてた、という面があると思っています。

そして、「挑戦する人の数は多くない」「応援したい人は多い」というので、うまくまわっていた、というのもありそうです。

しかし、、今は

• 「お金がないので応援されたい(=お金が今ほしい)」という人は多い

• お金がなくなったり、資産がすごい目減りして、人を応援する余裕がある人が減った

という状態になっているので、クラウドファンディングで応援を集めよう、と思っても、需要と供給がマッチしなくなってしまっています。

もちろん、一部のアーティストや飲食店は大成功するケースもありますが・・・。それは元からファンが多い、もしくはインフルエンサーが協力しているというケースがほとんどです。

まだ可能性があるのが、「今までもクラウドファンディングを何度かやっていて、土地勘がある、よくわかっている、ファンとの信頼関係もある」という状態のひとだったらいいのですが、景気が悪くなってから「困ったからクラウドファンディングをやろう」という人は、ほとんど勝てない勝負になっていると思います。

イメージでいうと、

1年前・・・採用人数が1000人の学校で、応募者が2000人、偏差値50くらいなら入れる難易度

今・・・採用人数が100人になったけど応募者が5000人になったので、偏差値が75くらいないと入れない

みたいな状態になっている感じです。

というので

新型コロナみたいな大問題が起こった時に、みんなが考える安易な道は、いきなり混み合うのでおすすめしません。

クラウドファンディングは、景気がいいときにやるものです。景気がよくて、お金にみんな困っていない時とかにやっておくのがいいやつです。

…あの。このコロナ禍以降で景気が良くなるイメージが湧かないのですが。
…もしかしなくても、クラウドファンディングってもう…?

西野さんは、景気がめちゃくちゃいいときにはクラウドファンディングで応援されるようになり、景気が下がった時には、自分の力を人の為に使おうとしています。これが正しい動きかなと。

多くの人が「景気がいいときは自分のビジネスをやって、つらい時にクラウドファンディングで応援してもらおうとする」とやるから、需要と供給が一致せずに失敗するのかなあ、と。

お金に余裕があるときは借金しまくったほうがいい(みんな貸したいし、借りる人が少ないので有利)、お金に余裕がないときは借金しないほうがいい、みたいな話しですね・・・。

というので今だったら、クラウドファンディングをやるより

• 需要が高まっているけど、供給が減っているもの

は何か?を考えまくって、そっちを頑張るほうが良いと思っています。

たとえば、、

アソビューという「外遊びを予約できるプラットフォーム」が、コロナ騒ぎですごい需要が減ったのですが、一方で「家での遊びに困っている家庭が多い」というので、「自宅で出来るチョコパン作り体験のキットを売る」というのを速攻で作っていて、すごいなと思いました。

「外で遊ばなくなったけど、家での遊びに困るはずだ」という発想と、それをすぐに実行できるのが生き残る人だなーと思ったので、参考にしてみてください!


↓けんすうさんのサロンは、こちらから!


■今振り返ってみて。 

めちゃくちゃわかりやすい…!!

需要と供給のマッチングがめっちゃ大事。

やはり「事前販売サイト」「インフルエンサーが支援したくなる仕掛け」が肝と見た。

※というかお金がなくて困っている場合はBASEで支援ショップを作って、身内に振り込んでもらった方が確実である。(有形商品を売ってきたショップなら最短2日で振り込まれるし、新規開設or無形商品ショップなら2週間で振り込み。)

まぁそういう事情もあって、この私の過去ログまとめは「署名運動」として株を持ち合わせる形にしているのだけれど。

さて、これからのクラウドファンディングは…

果たして、「決済」以外の価値を生み出せるのかな?

楽しみ!

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