見出し画像

■数秘術鑑定case.10 〜「SY」様の旅路〜

◯はじめに。

こちらの数秘術鑑定では、ご依頼者様の「生年月日」「姓名」を基に「人生の旅の企画」を読み解きます。

もしも迷子になってしまった時には、あくまでも”手描きの略地図”として参考にして頂ければ幸いです。

◯鑑定の前書き。

現代数秘術においては、姓名をヘボン式ローマ字で記載した上で上記の変換表に則り「姓名が示す数」を算出します。 (例:NAKASAKI YUSHIN →51211129 731895)

・生年月日に関しては、西暦を用いた8桁の数字を用います。(例:1988/12/26)
・通常は各項目を1桁になるまで合算しますが、11/22/33といったゾロ目の数字が現れた場合はこちらを採用します。(マスターナンバー)
・また、計算過程で13/14/16/19の特別な数字が現れた際は新たな意味が付与されます。(カルマナンバー)
・もしも各数字による「ズレ」(葛藤)を感じたのなら、「葛藤を起こしやすい組み合わせを繋ぐ数字」(ブリッジナンバー)を意識してみて下さい。その数字が象徴するキーワードのうち、直感的に目に入ったものが貴方の助けになるでしょう。

〜以下、本編〜

■数秘術鑑定case.10 〜「SY」様の旅路〜

※最上段の数列が、「YK」様の姓名の数字となります。

「数秘術電卓」様より。

◯各項目(コアナンバー)解説。

生年月日からは主に「天から生まれる前に、魂が望んだ方向性」(宿命)を。
姓名からは「地上に生まれた後に、肉体に宿る方向性」(運命)を算出しています。

■魂の望む方向性:『探求者』

考察。深堀。スペシャリスト。

ライフパスナンバー「L7」。
(宿命)
(年+月+日)

・引き継がれた才能:『繊細』
ピュアな思想。内向的お喋り。想いのアート化。

バースデーナンバー「B3」。
(生まれ日の総和)

■肉体が辿るルート:『現実化』

ルーティーンの確立。役割の完遂。管理職。

デスティニーナンバー「D4」。
(運命)
(姓名の総和)

・心が満たされる行い:『五感』
嗜好錯誤。旅行。新たな体験。
ソウルナンバー「S5」。
(姓名の母音の総和)

・周囲に抱かれる印象:『働き者』
情熱。慧眼。仕事が恋人。
パーソナリティナンバー「P8」。
(姓名の子音の総和)

・暴走しやすい性質:『心酔』
人を信じ過ぎる/信じなさ過ぎる。
ハビッツナンバー「H2」。
(姓名の文字数の総和)

■メインシナリオ:『其処にロマンは在るのか否か?』

(使命)

ある意味では、「無駄」こそをとことん突き詰めるお方ですね。

魂が持つ数字は「L7」の探求にして、備わった才も「B3」による空想力。

元々は「内側の想像」だけで完結している魂でありながら、しかし宿った肉体に課された使命は「D4」の現実化。

どうやらシンプルに「その独特の想像性を、ちゃんとこの世に定着させる事」こそが貴女の抱えた使命です。

他者に決められた作業をただこなすだけでは魂が満足せず、かといって己が産み出した空想をただ想うだけではそのお役目が果たせない。
このどっちつかずが独特のフラストレーションを産み出していて…

しかして「一体どうしたらこの奇妙なズレが埋まるのか?」が言語化出来るまでは、とにかく行動量を増やす事で強引に解消を図る癖がありそうです。
(P8)

又、大変興味深い事に…「やっていて楽しい事」は「S5」の”五感への新たな刺激”。コレはやるべき事の「D4」からは大分遠く、かといって魂がやりたがっていた事の「L7」とも又遠く。

ではこのチグハグが果たして悪しきモノか?と言われれば当然NO。

何故ならば、より質の良いアウトプットを吐き出す為にはむしろより多くの新たなインプットが必要になるからです。

実は休暇で味わう”新たな体験”こそが良いインプットとなり、実は無自覚にしたがっている”探求”への良いヒントとなり、それが結果的に”混沌を安定させる”という社会的なお役目に綺麗に繋がっています。

※特に「生まれ持った才能」(B3)である「ピュアさ」が目立つ以上、おそらくそれは何かしらの”芸術”としてアウトプットされるのかもしれません。

とにかく抱え持つ数字が非常に多岐に渡る為、自己理解がまだ確立していない内は「各数字の専門家の意見を鵜呑みにしても、ほぼ再現出来ずに再び落ち込む」という課題があり…
なまじ「人を見る目がある」(P8)「人を管理する事に長ける」(D4)があるせいで、余計に良くない方向で「何に対しても特化出来ていない自分」として自己評価を安易に下げるクセがありそうです。
(H2)

しかし当然ながら、貴方と全く同じ数字、全く同じ専門性を抱えている方と巡り会う可能性は非常に低い。

各数字における師匠を得るにしろ、「趣味の分野はAさん。」「謎解きの分野はBさん。」といった形で分けて参考にする事でより深く”自分ならでは”の自信が育まれる筈です。

尚、全てがしっかりと噛み合った場合には、貴女は特に”ロマン溢れる研究分野”での考察/継続にて大いなる力を発揮する可能性が大分高い。

誰よりも安定を求める気質なのに、その研究経路が独特過ぎて誰にも再現出来ない…というのは、さて、中々に愉快なプロフェッショナルになりそうです。

◯抱えやすい葛藤:

各ナンバーの干渉による矛盾。
人間らしさ。

「ストレスの解消欲求がバカでかい…!」
(L7)×(D4)×(B3)×(S5)×(P8)
「専門的で在りたいのに、どうにもブレが大きい…。」
(L7)(D4)×(S5)(B3)
「あの、もうそろそろ1人の時間を…」
(P8)(D4)×(L7)(B3)
「(…割とメルヘンなのは秘密。。。)」
(P8)(D4)×(B3)
「一体あとどれだけ頑張れば、人並みに生きやすくなるんだ…!?」
(L7)(D4)×(P8)(B3)
「何でも頼まれるけれど、ホントはもっとじっくりと丁寧にやりたいのよ…。」
(D4)(P8)×(L7)

■統合された貴方:『観察者』

混沌を見つめ、新たな定理へと正し続ける解読者。

マチュリティナンバー「M11」。
(天命)
(ライフパス+デスティニーの総和)

◯各章のテーマ。

第一章:

「芸術性を育もう!」
「0才〜29才」「頂点数3」「試練数6」

「頂点数3」はのびのびと過ごせる大変良い時期を示し、一方で「試練数6」は家族の面倒を見たり、何かと周囲のお世話をする時期を示します。

ココから観るに、この時期の貴女は何処か長女的な過ごし方をされるのかも。弟や妹のような存在が現れるまではご両親の寵愛を一身に受けて存分に遊び、そして守るべき者が現れてからは年長者としての責任感を育みながら長女として育つ…といったような印象です。

とするとおそらく、記憶の中でもかなり古い頃に得た体験こそが後々の貴女の原点(特に芸術性)になっている筈。
この頃の原風景、何度でもじっくりと振り返る価値がありそうです。

第二章:

「独りになりたい。」
「30才〜38才」「頂点数7」「試練数1」

生来の魂が望む「探求」(L7)を深めるには、実にもってこいな時期ですね。この頃の貴女は、どうにかこうにか「独立」を求めて様々な試練に立ち向かいます。

出来れば可能な限り”安心出来る領土”に引きこもってじっくりと人生に向き合いたいところですが、しかし周囲が貴女へ助けを求める声は鳴り止まず。そろそろ何かに特化したいのにも関わらず、何故だか何度でも何でも頼まれて中々に断りきれず。

もうそろそろ、”断る覚悟”を決めましょう。

誰かの面倒ばかりを見る「6」の時期は、実はとっくに前章で終わっているのですからね。

第三章:

「レッツフィールドワーク。」
「39才〜47才」「頂点数1」「試練数5」

いやぁとうとう、独立しちゃいました。

それは何も”事業””経済””家庭”とはまた別の軸で、コレからは何事も「自分で決める」という自由意志のお話ですね。
貴女はようやく自由を手に入れたので、以降は良くも悪くも今までとは全くの真逆な生き方に。待望の「楽しい事」(S5)をしながらも、同時に「とても恐い不安定」(D4)へと挑む激しい冒険の時期となります。

当然成功も失敗も沢山経験しますが、一方で周囲からの貴女への評価は非常に高い。コレは運気云々というよりも、シンプルに生来の「この不安定を、ちゃんと安定させる為には?」を考える才能が常に磨かれて行くからですね。(容赦無く。)

奇しくも”何でも出来る”ようになっていたお陰で、独立してからも悠々と”何でもこなせる”という底力がちゃんと備わっている筈。最初はおっかなびっくりでも良いので、いざいざ是非とも冒険をしてみましょう。

第四章:

「もっと刺激を!」
「48才〜」「頂点数13」「試練数5」

正直を言えば、「頂点数13」はスーパーハードモードです。

基本的には幼少の頃にこの数字を抱える人が多いのですが、しかし貴女の場合はちゃんと成熟してからこのレベルの試練と向き合える為…

「この試練はセーフ。」「この試練はまだ早い。」「この試練は、即時撤退!」

といった”選球眼”が確かに身に付いている筈。良くも悪くも「更なる混沌」に向き合う事になるのですが、しかし”だからこそ”その才能が更に磨かれて当然需要がますます増す訳で…

確かに大変な時期ではあるのですが、同時に貴女にはかなりの充実感がもたらされる筈です。(何せ培った才能が独特過ぎて、他に出来る人がまず見つからない程に。)

尚、うっかり刺激中毒に陥って大事な判断を誤る可能性は多分にあります。

「最近ちゃんと「7」を使ったっけ?」なんて思い始めたらとっくにデットライン。しばし己が書斎で内省に励みましょう。生来の才能、ゆめ侮るなかれ。

■攻略のヒント。

1.まずは兎に角、己が理解を深めましょう。

こうして数秘術で観ただけでも、
「やりたかった事」(L7)
「やるべき事」(D4)
「やりたい事」(S5)
「やれてた事」(B3)
「期待されている事」(P8)
といった具合で1つ1つを丁寧に分析しなければ恐らく貴女の真相は掴めません。

とはいえ「探求」自体はまさに「L7」が特に得意とする所。逆にこうして「今一体、私は何を問われているのか?」という問題さえ掴めればむしろ、己が才能に対する自信が飛躍的に高まる筈です。

2.「ハロー効果」をご存知でしょうか?

誕生日が示す才能「B3」の内、具体的な貴女の日付(二桁の数字)は「心酔」の懸念を抱えています。

「Aさんは仕事が出来るから、きっと家庭も素晴らしい”筈”!」
「Bさんは立派なお父さんだから、きっと奥さんにも優しい”筈”!」

こういった具合に「とある側面だけをみて、その他の未判明な部分に対しても同様に高い評価を下してしまう」という現象をハロー効果と言います。

基本的には「L7」による「深い考察」と「P8」による「洞察力」が働くので大丈夫でしょうが、もし過労や激務で「思考をサボった時」にはついついこの悪癖が顔を出す可能性はあり得ます。(そして騙される。)
念の為、ご留意下さい。

3.もしも「L7」の力を自覚出来ていなければ、「楽しい事をただただ楽しむ」という”子供らしい体験”を重ねてみてください。

その際の感想や考察をレビューする事で、「如何に自分が圧倒的な思考家だったのか?」という実績を他者との比較で分かり易く視覚化出来る筈です。

貴女の幼き頃のテーマは「子供らしい楽しみ方」でしたが、実は人生の終盤でも再び「子供らしく楽しむ事」がテーマに上がってきます。
(カバラ式の数秘術で観た所、
過去「3」→現在「7」→未来「3」といった具合に。)

幼少期における密かな楽しみ。
再度どころか、生涯何度でも思い返す事がオススメです。

〜おしまい〜

◯追加コンテンツ:

天から与えられた「魂」。
地上で命を運ぶ器となる「肉体」。
両者は原則変えられませんが、
人の「意識」だけは今後も大いに進化します。

もしも既に「ストレングスファインダー」テストにて、
「無自覚に積み上げて来た才能の種子」が
解っている方は、是非こちらのマガジンもご覧下さい。

「5つの才能」だけで観る、
貴方だけの「才能の似顔絵」を執筆させて頂きます。

■執筆のご依頼は、こちらまで!
(知人へのプレゼントも可能です。)

■作者「中崎雄心」とお話ししたい方は、
こちらからどうぞ!

■追加のご支援や、Amazonギフトでの
プレゼントはこちらからお受け致します!

■おわりに。

結局の所。

あくまでも「生年月日」と「姓名」だけであたりを付けられるのは、その方の人生の旅の「大まかな初期プロット」位なものです。

ある意味では、前日にある程度決めておいた「旅のしおり」が近しいでしょうか。

人は皆「地球でしか出来ない事」を楽しみにして地上を訪れましたが、実の所「現地の旅先で、急遽旅の予定を変えてみる」のもまた一興。

当初の有名な観光地へ行く予定をキャンセルしても問題ありませんし、(ごく一部の方を除いて。)フラリと脇道へ逸れる事でむしろ新たな出会いや体験が得られるかもしれません。(これこそ旅の醍醐味です。)

とはいえ。

時には見知らぬ土地で迷子になったり、遂には安心出来る居場所を見失う事もまた事実。それはそれで楽しいのですが、そういう「いざ道を見失った時に、なんとか王道に復帰する為の命綱」としてこの数秘術鑑定がお役に立てれば幸いです。

天から生まれる前に決めた安全策は、上記の通り。

その選択が王道にしろ邪道にしろ、貴方様のその人生の旅路が「より魅力的な土産」を生み出す程に素晴らしい冒険であれば、それが私の無上の喜びです。

それではどうぞ、善い人生を!

◯参考書籍。

ゼロからマスターする数秘術; 誕生日から読み解く、あなたの人生

数秘術 マスター・キット ― あなたの魂に刻まれた運命を読み解く

数秘術の完全独習



▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!