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「300年以上続ける為の原資は”人体”にあり」(182日目)

■概要。(2020/06/28)

 「プペル自販機やトイレットペーパーを例に、人類普遍の生理活動を絡める事で活動資金を300年以上支えに行くお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしと転用例を追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「ちなみに私は、こういう歴史を学びたいと思います。by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。 

6月28日(日) ※6月30日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
『ウォーキングデッド』における「金網」の安心感パンパねぇなぁと思っているキングコング西野です。
 
 
 
さて。
今日は『300年続くエンターテイメントの下準備』というテーマでお話ししたいと思います。
  
(※長くなるので覚悟してください)
 
 

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▼ 融点を越えた『えんとつ町のプペル』
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昨日は、田村P、美術監督の只石さん、マリオネット作家の「オレンジパフェさん」に加え、

オンラインサロンでナンパしたデザイナーの「かんかんサン」と、
こちらもオンラインサロンでナンパしたプロジェクションマッピング担当の「儀間サン」にも参加していただき、
『人形劇団プペル』の第一回会議がありました。

いろんな話をさせていただきましたが、大きなテーマとして「手描き感を残す」があり、「『映像作品』ではなくて、あくまで、『舞台作品』を作るぞ。おー!」という感じで話がまとまりました。
(#説明が凄いヘタクソ)

あとは、「時間が経っても古くならないものを作りましょう」というような話もさせてもらいました。

ところで、この『えんとつ町のプペル』という作品は、ミュージカル、VR、映画、人形劇、スナック、会議室、美術館……と、「一体、何次利用なんだ?」というぐらい、あやるゆジャンルに展開しています。

それを可能にしているのは、『作品の強度』は勿論のこと、『作品の認知度』も忘れてはいけません。
ものすごく当たり前の話ですが、「知らない作品のVR」は誰も観てくれないのです。

作品(サービス)が作者の手を離れ、自走し始めるポイントを僕は「融点(融解点)」と呼んでいますが、『えんとつ町のプペル』が融点を突破していることは間違いありません。

(※【融点】=固体が溶けて液体になる時の温度のこと)

 
 
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▼ 凝固点を迎えない仕掛け
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しかし、ここで僕らは考えなければなりません。

過去、様々な作品が【融点】を突破し、個体から液体となり、世に流れましたが……たとえば当時、様々な横展開をしたであろう漫画『魔法使いサリー』は今(2020年現在)自走していません。

『ブラックジャック』にしても、『地獄先生ぬ~べ~』にしてもそうです。

要するに、「【融点】を突破し、液体となり、世の中に広がろうが、『冷めない仕掛け』を用意しない限り、【凝固点(液体が個体になる温度)】を迎えてしまう」ということですね。

スナック『CANDY』や、毎年年末に開催している音楽フェス『天才万博』などは、まさに「冷めない仕掛け」で、あれらは『えんとつ町のプペル』の世界観を恒例イベント(サービス)に落とし込むことで、定期的に熱しているわけですね。

どれだけ支持を得た作品であろうと、「サービス化」しないと必ず【凝固点】を迎えてしまいます。

もっとも、その辺りは早いうちから手を打っていて(さすが西野!)、「ミュージカル」や「人形劇」といった普遍体な表現に展開させているのも、その為です。

ただ、『300年続くエンターテイメント』となると、これだけでは詰めが甘いと思っています。

僕には、僕が動けるうちに片付けておかなければならない問題があります。
 
 
 
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▼ 西野が死んだ後の予算と認知の確保
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これは、サロンメンバーの先輩方の御意見もお聞きしたいことだったりするのですが…僕のテーマとして「後に続く世代の永続的な支援の設計」というのがあります。
(※皆さんは、どこまで後の世代のことを考えられていますか?)

僕らは今 キャッシュポイント(活動費を生む場所)を「オンラインサロン」に集約していますが、西野亮廣に寿命がある以上、このやり方は長くは持ちません。

『えんとつ町のプペル』の広報活動(認知の獲得)も、今は、西野亮廣に依存しています。

 
僕は自分の資産を個人で保有しておくつもりが微塵もないので(※すべて還元するから、誰かハイボール奢って!)、西野が生きている間はそれを原資に様々なエンタメが生まれて続けますが、西野が死んだら、あらゆる活動の基盤となる「予算」と「広告」の確保が難しくなります。

これだと300年続けることはできません。

さて、どうしたものでしょうか?

 
そのヒントとなるのが「ノーベル賞」です。

毎年様々な才能を輩出している「ノーベル賞」の賞金や運営費は、アルフレッド・ノーベル(※ダイナマイトを発明したそこそこ賢い中年)の資産を管理・運用している『ノーベル財団』の運用益でまかなっています。

このように、僕らのエンターテイメントを300年続けるのであれば、今の若手社員やインターン生、その後の世代が(ミュージカル制作や、VR制作などの)挑戦を続ける為の『原資』となり続ける仕組みを開発しなければなりません。

 
(※なんか難しいことを言っていますが、頑張って!!)

そんなこんなで数年前から僕は、僕が死んだ後の準備を進めているのですが、昨日、面白い話を来ました。
  
 
  
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▼ 生理現象を原資にする
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人間から「生理現象」を取り上げることはできませんので、「生理現象を原資にして、作品を届け続けられたら最高だなぁ」と思っていて、個人的には『トイレットペーパー』の開発を狙っていたりします。

 
「人間がウンコする」
→「トイレットペーパーを消費する(買う)」
→「トイレットペーパーの売り上げの3%を絵本プペルの寄付にまわす」
→「次の世代のプペルの認知度の確保をできる」
→「次の世代のスタッフが挑戦しやすくなる」

……という驚異のプペルウンコシステムです。

そんなことを考えていた矢先。

昨日、自動販売機を販売しているサロンメンバーさんと話す機会があり、「プペルの自動販売機を作りませんか?」と声をかけられました。

自動販売機の売り上げの3%を絵本プペルの寄付にまわすというのです。
(※すでにプペルバスで、この試みをしているそうです→

人間から「喉の乾き」を取り上げることはできませんので、皆の喉が乾けば乾くほど、絵本プペルを寄付することができて(認知を確保し続けることができて)、次の世代のスタッフがミュージカルやVRやその他もろもろの挑戦を続けることができます。

プペル自動販売機は、

①設置面積は1m×1m。
②電気代は月に2000円ほど。
③月間300本の売り上げ見込み。

だそうです。

「ウチに置きたいんだけど!」という方はコメント欄に御一報ください。

「サロンメンバーの店」の目印になって、コミュニケーションが生まれていいのかなぁと思っております。

…とまぁ、こんな感じで僕が死んだ後も走り続けられる準備を進めております。

長くなっちゃってごめんなさい。
一言でまとめると「300年続くエンターテイメントを作るよ」です😁

もろもろ宜しくお願いします。

現場からは以上でーーす。

 

 
#液体の話で着地してみたよ

 

【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

【追伸②】
自動販売機(アサヒ飲料さん)の話はガチなので、「ウチに置く!」(※願望ではなく、決定!)という方はコメント欄まで御一報ください。

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■当時のコメント。

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■今振り返ってみて。 

300年続く仕掛け。

これで今自分が注目しているのは、「教会」「遺跡」「公園墓地」。

人間から「悩み」「生きた痕跡」「死」は消えないので、これらを観光地化すれば後世の集客力へ資産を残せる。

後世に残すのもイイんだけれど、「全てが滅んでようやく全盛期が始まる仕掛け」の方が自分にはしっくろ来ている。

…ま、肝心の方法はまだサッパリなのだが!

■今後への転用!

・「無名時点」: 自分が逐一寄り添う事は不可能なので、「才能の鑑定」を遺す事で自身の才能を資産化してもらう。

・「過去ログまとめ」: 公式サイトだけでは凝固点を迎えるので、体温を宿す宣教師による布教用の資料をまとめておく。(後々にコンサルや司書官として有効活用予定。)

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