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■数秘術鑑定case.14 〜「にしのあき」様の旅路〜

◯はじめに。

こちらの数秘術鑑定では、ご依頼者様の「生年月日」「姓名」を基に「人生の旅の企画」を読み解きます。

もしも迷子になってしまった時には、あくまでも”手描きの略地図”として参考にして頂ければ幸いです。

◯鑑定の前書き。

現代数秘術においては、姓名をヘボン式ローマ字で記載した上で上記の変換表に則り「姓名が示す数字」を算出します。 (例:NAKASAKI YUSHIN →51211129 731895)

・生年月日に関しては、西暦を用いた8桁の数字を用います。(例:1988/12/26)
・通常は各項目を1桁になるまで合算しますが、11/22/33といったゾロ目の数字が現れた場合はこちらを採用します。(マスターナンバー)
・また、計算過程で13/14/16/19の特別な数字が現れた際はその項目に新たな意味が付与されます。(カルマナンバー)
・もしも各数字による「ズレ」(葛藤)を感じたのなら、「葛藤を起こしやすい組み合わせを繋ぐ数字」(ブリッジナンバー)を意識してみて下さい。その数字が象徴するキーワードのうち、直感的に目に入ったものが貴方の助けになるでしょう。

〜以下、本編〜

■数秘術鑑定case.14 〜「にしのあき」様の旅路〜

※最上段の数列が、「にしのあき」様の姓名の数字となります。

「数秘術電卓」様より。

◯各項目(コアナンバー)解説。

生年月日からは主に「天から生まれる前に、魂が望んだ方向性」(宿命)を。
姓名からは「地上に生まれた後に、肉体に宿る方向性」(運命)を算出しています。

■魂の望む方向性:『空から人へ』

天の理を告げる人。大いなる何かの代弁者。

ライフパスナンバー「L11」。
(宿命)
(年+月+日)

・引き継がれた才能:『人から空へ』
小さな己を手放して、大きな器へと至る者。

バースデーナンバー「B9」。
(生まれ日の総和)

■肉体が辿るルート:『拡大』

現世の色を辿る探索者。大地の理を学ぶ人。

デスティニーナンバー「D5」。
(運命)
(姓名の総和)

・心が満たされる行い:『欠け合わせ』
パズルの紐解き。答え合わせ。凹足す凸は完璧なり。
ソウルナンバー「S3」。
(姓名の母音の総和)

・周囲に抱かれる印象:『伝導者』
漂うオーラ。揺蕩う穏やか。
パーソナリティナンバー「P11」。
(姓名の子音の総和)

・暴走しやすい性質:『シャットアウト』
分断。断絶。見なかった事に。
ハビッツナンバー「H3」。
(姓名の文字数の総和)

■メインシナリオ:『色即是空、空即是色。』

(使命)

スピリチュアルの真髄。
それを知ってか知らずかはさておいて、しかし貴女はその真理を見事に”完全なる形”で自然に体現されています。

魂の方向性が「ゾロ目」の「L11」で、
かつ付随した才能が「B9」の「手放し」であり。

あの世側からこの世に最も近い「11」と、
この世側からあの世に最も近い「9」を共に抱くその魂。

この対極の両立を既に“生まれる前から“この世に持ち込む貴女なら、それはきっと誰よりも古く研鑽を重ねた魂を持つ者であると読み解きます。

加えて“他者から見た貴女の印象“もまた「P11」の「スピリチュアリスト」であるならば、その独特の立ち振る舞いには殊更全く矛盾なし。

やはりこの方向性で歩みを続ける事が、貴女の魂を輝かせる上では決して避けて通れない道筋となるのでしょう。

では、肉体的には。

此方は「D5」が示す「旅人」が主な性質であり、「その五感を通して、様々な体験をこの地球で学ぶ事」こそが今世で貴女がこの大地に望まれている立ち振る舞い。先とは打って変わって「地上的」なのが、貴女に備わる肉体の特徴です。

「天の理」をもたらす魂と、「地の理」を学ぶべき肉体と。

またしても両極に位置する課題が現れており、加えて更に此処に「異なる二つを掛け合わせ、まだ見ぬ新たな展開を生み出したい」という創造の気質「S3」がこれ以上なく綺麗に美しく噛み合うのであれば…

今世の貴女の使命は即ち、「互いの陰陽を補い合わせて、互いに新たな次元へとその領域を広げる事。」
…ある意味では、変幻自在の“完全なる鏡“をその身で体現する事にある、と思われます。

そしてその為の活動方法は、実に様々です。

ストレートに癒しやマッサージで相手の“欠け“を補っても良いし、対話によって互いの具体的な凹凸を導いても素晴らしい。或いは音楽や芸術に貴女の独特の波長を込めることで、その響きに上手く共鳴する人達と新たな和音を織りなしても美しい。

ただ恐らくは、ある意味で霊能者や占い師のような…いわゆる“憑依型“と称されるタイプの立ち振る舞いこそが、あまり詳しくない世間一般にはイメージし易い筈。そういう意味では、演劇や舞台、ダンスや舞踊といった表現活動にも思いの外貴女は向くはずです。

(とはいえ、その繋がるべき対象が一体何か?までは流石に解りません。それが人か高次か大地か神かはたまた宇宙。いっそ過去世や未来視という方向性もあり得ます。憑依型への適正自体はとんでも無く高いがため、その道でシッカリと修行されるのなら文字通りの“天職“として成立する可能性がかなり強いです。)

一応懸念点としては、「うっかり浮世に彷徨い易い」という不安定さが有り得る事でしょうか。もしかすると、その危険を防ぐ為にこそ「D5」の「五感を通して大地に紐付く事が得意な身体」を、予め見定めて今の貴女の肉体をこそをちゃんと選んで来たのかも。

「歩く」も「味わう」も、あらゆる新体験がまさにこの世にその魂を繋ぎ止める為の大いなる楔。

自己の霧散は、地上との結合が緩んだ際の危険な離別の兆候です。
その使命を最期の時までしかと果たす為にも、「地球を味わう特別休暇」の機会が貴女には決して欠かせませんのでご注意を。

それではどうぞごゆっくり。
想うがままに、この地球を心ゆくまで存分にお楽しみくださいませ。

◯抱えやすい葛藤:

各ナンバーの干渉による矛盾。
人間らしさ。

「普通にしてるだけで、なんかスピ扱いされる。」
(P11)(L11)(B9)×(D5)(S3)
「んー。どうも執着があんま無いのよな…」
(L11)(B9)
「そんな、ちっさな理由で妨害を…!?」
(L11)(B9)(D5)(S3)
「天邪鬼って無駄じゃない?」
(B9)(D5)
「や、それは別に短所ではなくね?」
(B9)(D5)(S3)
「SDGsは超大事!」
(L11)(B9)

■統合された貴方:『無銘』

役を遍く羽織る者。顔の無い”誰か”の代弁者。

マチュリティナンバー「M7」。
(天命)
(ライフパス+デスティニーの総和)

◯各章のテーマ。

第一章:

「私は一体?貴方は誰?」
「0才〜34才」「頂点数11」「試練数7」

非常に生き辛い時期ですね。

元々繊細な感性を備えていることもあり、この時期は何故か自分の存在が“二重にブレている“という奇妙な違和感を抱えがち。本当の自分であろうとすればどうにも悪目立ちし、かといってどうにか普通であろうとすればしかし謎の違和感が拭えない。

(恐らく)自分だけが内に抱える、この奇妙な“ズレ“の正体はいったい何なのか?

果たして自分は自分なのか、はたまたいつの間にか、どうにも得体の知れない“ナニカ“に既にこの自分を支配されてしまっているのだろうか。叶うのなら、兎に角どこかに助けを求めてこの答えを得て救われてみたい。まずは「分離による辛さ」を知ることが、きっとこの時期のテーマとなるのでしょう。

第二章:

「合致。悟りの日。」
「35才〜43才」「頂点数9」「試練数0」

急成長の時期です。

これまでの分断が一気に解消されて、自身が抱えていた「奇妙なズレ」が一切掻き消えて。

貴女はこの期に一気に確かな“統合“を果たします。
それは「肉体」「精神」「魂」といった個人の三要素もそうですし、「天」と「地」と「人」といった世界の三要素の意味でもその通り。

この世とあの世のあらゆる流れが全て噛み合う事で、余人では想像もできない程に激流のような大躍進を貴女はきっと果たします。この時期に貴女が与えたものは直ちに世界へと駆け巡り、不意に奪われたものでさえもが、より良い形で持って必ず貴女の元へと必ず還る。

諸行無常、輪廻転生、人生万事塞翁が馬。

これが世界。これが貴女。これこそがかつて求めたその解答。

これより後は、全てがその苦労に報いる精算です。
今度は貴女の方から、社会に対して“確かな答え“を示すと致しましょう。

第三章:

「私は“一体“。貴方はどう?」
「44才〜52才」「頂点数2」「試練数7」

この章以降は、奇しくも第一章の流れと非常によく似ております。

しかしてその頂点数はかつての「11」とはまた違い。
これ以降はあくまでもその合一となる「2」を示します。

これは即ち「他者の協力を求める事」が課題となる「2」の数字。

これは貴女にはあくまでも「きっとどこにでもいる筈の、親愛なる1人の隣人」として世の人々と関わるように、という天からの望み事。

決して上から人を支配するのではなく、嗜めるのではなく、世の人々が自然と、己が意思と力で大切な「気づき」を悟れるように…そっと静かに、彼らの傍にただ寄り添い見守る事が貴女に乞い願われています。

こうした「己を助けさせる事で、むしろ相手の英雄性を引き出す」という行為もまた、元々は「托鉢」「喜捨」という形で古来より受け継がれてきた奉仕の形。

普段は静かに内省に励みながらも、既に貴き悟りを得た貴女が「助けを求める」事が彼らへの何よりも特別なギフトとなります。
どうか見捨てず遠慮せず、「弱者」というその役割をあえて羽織ってくださいませ。

第四章:

「善き老後。ただしご縁は断ち切らず。」
「53才〜」「頂点数2」「試練数7」

ある意味では、貴女の全盛期はむしろ此処にあると言えるでしょう。

生涯抱えた「頂点数11/2」と「試練数7」による独自の専門性はあまりにも特例的。

そしてそんな貴女でさえ、今まで唯一“合一“を果たせなかった課題とは一体何か。意外にもそれは、技術でも技でもなくましてや思想といったいわゆる「精神」による努力などではなく…

実は、ただ歳を重ねる事によってしか果たせない「肉体年齢の成熟」だけは、今日この日までただひたすらに待ち侘びる必要がありました。

ようやくです。

ようやく貴女が抱く「古き魂」の側へと、その「若すぎた肉体」による決定的な乖離が綺麗に解消されて。
此処にようやく貴女の「魂」に、あらゆる“全て“が正しく追い付きました。

あえて歳を重ねて培った膨大な腕力を失う事で、まるで武術の達人がその“究極の脱力“によって自分よりも“大きいモノ“をさながら“小さな赤子“であるかのように自在に意のままに振り回すように…

恐ろしく奇妙な感覚かも知れませんが、この時期には…「肉体の使い心地が、貴女の魂にとってはようやくしっくりと馴染み始める段階にある。」といっても過言ではありません。

世間的には静かに余生を過ごして周囲の助けを求めながらも、しかし貴女の知性的な研鑽は欠片も鈍る事はない。
いや、それどころかむしろ密かにますます冴え渡る機会に恵まれます。

社会的な職業を引退するというだけの事は、決して社会に必要とされなくなるという悪夢を意味しません。

これ以降の貴女は、さながら「老人力」とでもいうべきな…明らかに“弱者“でありながら、故にこそこの社会に仲間として必要不可欠な独特の立ち位置へと招かれる事になる筈です。
(当然、貴女が普段から人々と多くの言葉を交わしてきたからこその信頼ですね。)

しかしどうかお忘れなく。貴女があえて「弱者」としての役を羽織るのは、あくまでも「人は誰だって、どんなヒーローにだって成れて良い。」という教えを周囲に体現するが為だけのモノ。

当然ながら有事の際にはその役を脱ぎ捨てて、本性である「圧倒的な賢人」としての顔が再び社会には必要になります。

その牙を研ぐ事は、決して無意味でも無価値でもありません。
貴女にしか果たせないその責務、どうか長らくお忘れなきように。

■攻略のヒント。

1.まず注目するべきは、魂が持つ「11」の方向性と、生まれ日に基づく「9」の力のもたらす合致です。

ゾロ目のマスターナンバーを持つ人はそれなりに多く、またいずれもがスピリチュアル的な使命を帯びてはいますが…

貴女の魂はどうやら、まるで三途の川のような「人と天との境界」にその身を置く事を選んだ様子。であれば世間へ目立って「何かを成し遂げる事」以上に、ただ傍に在って「何かを体現する事」によって世界への“お手本“と成る事が今世での貴女の鍵となる筈です。

2.生涯に渡り、「試練数7」を抱え続けるという運命。

ならば必然。貴女がその生涯で探り続けている「真理」こそは、他の誰にも到達できないあまりにも尊く貴重な研究成果。

「自分にとって当たり前」であることがそのまま世界にとっての圧倒的な「希少」であるならば、そこには必ず途方もない「価値」があります。

可能な限り、その研究成果は何かしらの形で必ず地上に遺しておくべきです。

作品にしろ教えにしろ、誰かが必ず貴女の生きた証に深い感銘を覚えます。もしも既に貴女がかつて感じた「感動を覚えた表現」に心当たりがあるならば、今度は貴女がそれを後世に改めて遺す手番となりそうです。

3.「如何に己自身を見失わないか」が非常に大きな課題です。

天と繋がり地と繋がり、人と繋がり縁を繋ぐ以上は当然「核となる貴女」が徐々に何処かへと気づかず溶け出す危険性を秘めています。

あらゆる進化の“触媒“としてその役割を果たす以上、貴女に求められる素質は「確固たる自我」と「適切な伝達手段」の二つに他ならない。

当然ながら触媒たる「自我」が溶ければそこで全ての化合は終わりを迎え、肝心の伝達手段が過激に過ぎれば「突沸」にも似た実験事故が起きて周囲に望まぬ公害汚染をもたらす事もあるでしょう。

※「突沸」:理科の実験で起きる、加熱された液体が急激な気泡を浮かばせて事故を起こす事。沸騰石は、その予防策。

大切なのは適宜「充実した休暇」による「心身のリフレッシュ」です。心に余裕があれば荒ぶらず、体に癒しがあれば個は強固なり。

貴女はこの世界の写し身となる神体である以上、
尚更に貴女の身体こそが世界の次なる姿をこれ以上なく明確に現します。

一は全、全は一。
貴女が世界を愛するように、まずはその御身をこそ真っ先に愛すべし、です。

〜おしまい〜

◯追加コンテンツ:

天から与えられた「魂」。
地上で命を運ぶ器となる「肉体」。
両者は原則変えられませんが、
人の「意識」だけは今後も大いに進化します。

もしも既に「ストレングスファインダー」テストにて、
「無自覚に積み上げて来た才能のタネ」が
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■おわりに。

結局の所。

あくまでも「生年月日」と「姓名」だけであたりを付けられるのは、その方の人生の旅の「大まかな初期プロット」位なものです。

※前日にある程度決めておいた、「旅のしおり」ともいえますね。

人は皆「地球でしか出来ない事」を楽しみにして地上を訪れましたが、実の所「現地の旅先で、急遽旅の予定を変えてみる」のもまた一興。

当初の有名な観光地へ行く予定を急遽キャンセルしても問題ありませんし、(ごく一部の方を除いて。)フラリと脇道へ逸れる事でむしろ新たな出会いや体験が得られる事だってある筈です。(これこそまさに旅の醍醐味。)

とはいえ。

時には見知らぬ土地で迷子になったり、遂には安心出来る居場所を見失う事もまたあるかもしれず。それはそれできっと楽しいのですが、そういう「いざ道を見失った時に、なんとか王道に復帰出来る為の命綱」としてこの数秘術鑑定がお役に立てれば幸いです。

天から生まれる前に決めた安全策は、上記の通り。

その選択が王道にしろ邪道にしろ、最期の時に「より魅力的な土産話が出来上がった。」と満足して頂けたのならそれが私の無上の喜びです。

それではどうぞ、善い人生を!

◯参考書籍。

ゼロからマスターする数秘術; 誕生日から読み解く、あなたの人生

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