見出し画像

「印税分配。再現するには、構造の把握から。」(159日目)

■概要。(2020/06/05)

「シナジーマップや株、オンラインサロンの収益化システムなどを振り返る事で、再現性を高める為に必要な要素を振り返るお話。」

※当時の「西野亮廣エンタメ研究所」の記事を、感想しるしと転用例を追記して再掲載します。 

■本日の応援者。 

この記事は、「そういや、けんすうさんのnoteで1番売れるのも…by中崎雄心」の提供でお送り致します。 

※この記事の”応援枠の差し替え”はこちらで承ります! 

■以下、本文。 

6月5日(金) ※6月7日以降は『いいね』を押さないでください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
おはようございます。
過去に「東京は都会だから坂が少ないと思っていたら大間違いだぞ!」と怒鳴ったことがあるキングコング西野です。
#どんなシチュエーション

さて。
今日は『【サロンメンバーに印税を分配する】を構造から理解しよう』という話をしたいと思います。
お察しの通り、昨日の記事の続きです。
(※まだ昨日の記事を読まれていない方は、先にそっちを読んでくださーい♥️)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 「革命」は構造から理解する必要がある ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

たとえば、「どうやらオンラインサロンが稼げるらしいぞ!」とTVタレントさんがオンラインサロンを始めても、だいたい失敗すると思います。

「認知」と「人気」は別物ですし、「影響力」と「統率力」は別競技です。
くわえて、サロンにコンテンツ(新ネタ)を投下し続けようと思ったら、当然、そのスピードでインプットし続けなければならないので、レギュラー番組(ルーティン仕事)でスケジュールを埋めてしまっては、インプットが追いつきません。

先日(3~4日前の記事)のNORA美容室さんの『前売券&ギフト券』同様、『オンラインサロン』もまた【道具】の一つで、その【道具】を扱うには、それに応じた知識と筋力と環境が必要です。
「バットを持ったからといってホームランが打てるわけではないよ」という話です。

上部(点)だけを真似ても仕方がなくて、構造(線)から理解する必要があります。

「本の印税をサロンメンバーに分配する」も、真似をするだけなら誰でもできますが、結果に結びつけるには、構造から理解する必要が有ります。

 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ そもそも、なんで『印税』を分配できるの?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
作家は本を書いて、売って、その印税で飯を食う生き物なので、『印税』を手放してしまうと食いっぱぐれてしまいます。

そんな中、西野は何故『印税』をサロンメンバーに分配できるのか?

ここから(あらためて)説明させていただきます。

西野の活動は多岐に渡り、その活動の全ては『シナジーマップ』と呼ばれる地図上で結ばれております。
これは、「それぞれのプロジェクトが、他のプロジェクトにどのような影響をもたらしているのか?」を可視化した地図で、プロジェクト間の「世界観」や「宣伝」や「お金」の流れを描いたものです。

シナジーマップを描くと各プロジェクトの【役割】が明確になるので、結構オススメです。

超テストに出ます。

(※こちら↓)

ちなみに、このシナジーマップ上で、僕の『絵本は、「お金を回収する役割」ではなく、「その他のプロジェクトの宣伝をする役割」を担っています。

『映画』や『VR』や『ミュージカル』や『美術館』や『スナック』や『レンタル会議室』に、世界観を提供し、宣伝するのが、僕の絵本の役割です。
言うなれば「チラシ」ですね。

 
チラシは「売った」ところで仕方がありません。
チラシは「配られる」ことに意味があります。
配られれば配られるほどイイので、チラシを配ってくれる方にギャランティーをお支払いする「チラシ配り」という仕事が存在します。

これが今回の『印税を分配する』です。
「チラシ配り」に置き換えて考えると、御理解いただけると思います。

ここで押さえておくポイントは、「西野の絵本は絵本単体でマネタイズするものではない」という点ですね。

そして、今日の話は、ここからです。

 
━━━━━━━━━━━━
▼ 面白いのはどっちだ?
━━━━━━━━━━━━

ぶっちゃけた話をすると、「僕」もしくは、「ウチのスタッフ」が各国の出版社に片っ端からあたっていくことは可能なんですね。

それをしたら『印税』は全て「株式会社NISHINO」に入る。
その方が利益も出そうですし、なにより、トラブルも少なそうです。

ただ、ここで考えるのは、「【社員にお願いして印税を独り占めする】と【サロンメンバーにお願いして印税を分配する】では、どっちの方が面白いか?」です。

当然、後者の方が「面白い」ですよね。
だって、「お客さんと印税を分配する」なんて聞いたことないもん(笑)

ここで気になるのは、「何故、『利益』ではなくて、『面白い』で判断するか?」というところだと思うのですが、結論を申し上げますと「『利益』よりも『面白い』を優先した方が利益が出るから」です。

サロンメンバーさんに印税を分配して、各国の交渉をお願いすると、その先々で『物語(※時にトラブル)』が生まれます。

その物語は、まだ人類が経験したことのない(誰も知らない)物語で、僕はその物語をサロンに紡ぎます。
そして、その物語は一回では終わらず、連載されることでしょう。

オンラインサロンがこの人数になってくると、絵本の印税を受けとることよりも、サロンの記事の厚み(面白さ)を上げて、サロンの退会率を下げた方が利益が大きいです。

天秤にかかっているのは、『印税』と『退会率が下げることによって発生する収益』というわけですね。

当然、経営者ならば、この天秤を想像できなくちゃいけないし、迷わず後者を選ばなくちゃいけません。

『「点」ではなく「線」で見ないといけない』というのは、こういうことですね。
 
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ 今、オンラインサロンが起こしているパラダイムシフト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今回のような手が打てたのは、「サロンがこの規模になったから」というのは一つあると思います。

今、けんすうサンが会社ぐるみで『アル開発室』というサロンをやられていますが、月額980円で会員数はまもなく2000人です。

『アル開発室』

この規模になってくると、「ここは『利益』を捨てて『物語(面白さ)』をとった方が利益が出るじゃね?」という判断を迫られる場面が結構やってくると思います。

ほとんどのプレイヤーは『利益』を取らないと生きていけないので、正面から「ウチ、利益は要らないんです」という変態が走ってきたら、ギャー!となります(#急に説明が雑っ #頑張れ読者)

というわけで、補足。
普通だと、こんな感じで雑に解釈しちゃいがちなんだけれど…
実際には「自分のYouTubeへの広告を掲載させて欲しいから。」かな?
自サービスへのチラシを番組中にばら撒く権利を、”出演”で買い取っている。
実は番組製作費が落ちているテレビで気休めのギャラを貰うより、自身のYouTubeのチャンネル登録者数とファンの数を増やした方が後々の取り分がデカいから、時給換算でこの方が効率が良い、というだけの補足。
…まぁ、高額のギャラで出演しているテレビ芸人さんは更に更に仕事が無くなるのだが。

どうやら、「物語でマネタイズする仕組みができているチーム」は強くて、僕が今あらたに会社を立ち上げるのなら、ズボラな株主に出資してもらって、メチャクチャ優秀な作家を雇います。
文章の上手さだけではなくて、「ここは主人公(会社)を落とした方が物語の厚みが出る」という判断ができる人です。

先日のNORAさんしかり、「会社」を読み物にする感覚が求められているのだなぁと思っとります。


昨日、サロンメンバーさんが自主的に『海外エージェント』のグループを組んでくださいました。
大きくなったグループって、(影響力に目が眩んで)大体もめるのですが、ここはチョットお任せしてみようと思います。

その方が面白いからです。

現場からは以上でーす。

 
【追伸①】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

 
【追伸②】
現時点で出版が決まっている国はコチラ↓
・韓国
・中国
・台湾
・コロンビア
・ルーマニア
・フランス
・アルメニア
・トルコ

【追伸③】
人数が人数だけに、昨日、お伝えした『お問い合わせフォーム』に届いた全ての質問にはお答えできなかったりします。
(※全ての質問に目は通させてもらっています)
御理解いただけると助かりまーす。好きよ。

↓最新の公式記事を読みたい方はこちらから!


■今振り返ってみて。 

ちなみに最後の一文、「大きくなったグループって大体揉める」に関しては、過去に実例がある。

読めば納得だけれど、その後どうなったのだろう?

そも絵本の海外出版に絡む予定もなかったので…このグループがどういう中身になったのかは、私は全く知らない。

ただ、その自発的なリーダーのスタンスと私の相性はどうにも合わないと直感できたので。

実はしれっと距離を空けさせて、以降交流出来ないようにさせて貰った。

前例がある以上は99%失敗して尻拭いをするであろうに、尚受け止めるこの度量。

シンプルに、強い。

■今後へ転用。

・「無名時点」:そもそも「ご依頼主の物語」をこそ売りにしたいが為のキャラ紹介。困ってたら助ける。

・「過去ログまとめ」:自発的なチラシ配りなので、収入は「あれば嬉しい」といった所。「サロンのチラシ配りの人」としてブランド化するのが、まずは最優先かな。

■宣伝。

中崎雄心による「才能の言語化」。『無名時点』はこちらから! 
ストレングスファインダーの「5つの才能」と「ご質問」のみで客観視します。 

過去ログ記事の検索&スポンサー枠はこちらへ。

「Amazonギフト」&「差し入れ」は、こんなカタチを希望中です! 


ここから先は

0字
有料部分はあくまでも「当時の中崎のコメント」「今改めて感じる事」のみです。 大元のサロン過去記事はあくまでも無料で読めますのでご安心を。(非公開記事に関しては、ご容赦を!) サロンの会費を、サロンの学びで稼ぎます!

毎度サロンにコメントを書いて、みんなに貢献出来る内容を考えて、なんならコメント欄のお悩みに応えまくっている男が、とうとう過去のサロン記事本…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!