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僕が体験した不思議な話


約1年前、和歌山県にある
Kくんの自宅へ車で遊びに行った時の事

その日は昼頃から合流しKくんの自宅で
映画を見ようということになり
色々な映画を見ている内に
ふと気づけば日付が変わっていた

明日も仕事だし、そろそろ帰るわ
Kくんに挨拶をして帰路に着く

Kくんの自宅は、田舎で
夜中に出歩いている人はいないが
古い家屋や新しい家が混在している住宅地だった
田舎特有の街頭がチラホラとしか無い暗い道

いつもは特に何も思わないが
その日はなぜだかとてつもなく怖く感じ
車のスピードを少し上げ、帰路を急いだ
もう少しで大通りに出る、ちょっとは気分も
マシにはなるだろうそう思った時
一際光を強く放つ街灯が見える

街灯を抜けた瞬間、暗闇に紛れて
運転席側の窓に人影の様なものが間近に映る
時が止まり息を飲んだ
車よりも確実にデカい
僕の車は普通の車よりも小さいが
尋常なほど大きさという事ははっきり分かる
見間違いかと思いバックミラーを見ると
街灯がその大きな『何か』を照らしていた
人かと思った何かは四足歩行だった
でも動物でもない、
例えようも無い動きをしていた
光が照らしていても何も見えない
真っ黒い四足歩行だった
確実にうごめいていた

あれはなんだったのだろうか?
人だったらどれほど気が楽だったろうか


P.S.  
Kくんにその地域は鹿が出るのか、
何か見かけた事はあるかと聞いたら
動物はイノシシくらいしか見かけないのだそうだ

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