⑧フォロワーを増やす為のプレゼント企画

 Aに指示されたフォローとフォロワー数の比率を何とか形にした。フォローを外されたことに気付く人も居る。その場合、フォロワーが減るが割り切るよう指示される。最終的に500人ほどのフォロワーが残ればいいと説明される。フォロワーは想定より多く残ってくれたが、気持ちは複雑なままだった。
 
 さらなるフォロワーを獲得するために、プレゼント企画をするよう指示される。自分のアカウントを始めて初投稿の作品で、プレゼント企画をすることにした。レジンをピアス、イヤリング、指輪にそれぞれ加工し、応募要項などと共に写真も掲載した。ツイートしてすぐAより「無名さんあかん。タイムラインに流れてきても印象に残らん。」とDMが来たので一度削除した。Aは1ツイートに対し、写真は1枚か4枚になるよう伝えてきた。自分のツイートを改めてみると、写真が1枚か4枚だと、ひとつのツイートでも写真が見やすいことに気付く。これ以降、写真は1枚か4枚にするよう努めた。
 
 プレゼント企画の投稿はAには気になる事が多かったようだ。「写真にいちいちピアスとかイヤリングとか入れんでも、見たら誰でもわかる。」「サンプル写真なのにレジンがいびつな形の物を使っているのはありえない。」このように指摘が入った。何をしてもダメ出しが入る。これなら投稿する前に見てもらった方が良いのではないか?と考え始めた。
 
 プレゼント企画の事を作家Bに話すると「見てもらいやすい工夫が大切だと思います。」「写真はこんな風に、興味を持ってもらえるようしましょう。」と、とても簡潔かつ分かりやすくアドバイスをくれる。Aと作家Bでいったい何が違うのか。だんだん不思議に思うようになってきた。
 
 そもそも、Aと作家Bでは明確な差がある。Bは、自身のブランドを立ち上げ、ハンドメイド作品を販売している。本物の「作家」である。対してAは自身の作ったものを販売している作家ではない。Aと関わってこれまで作った作品を見たことが無い。だが、コンサルタントのようなことはしている。立ち位置が不明なのだ。支援と呼べるものはロゴを作ってもらった程度。あとは、支援ではなくアドバイス程度だと思っていた。
 
だが、このAに教えてもらいたい、支援して欲しいと望む人はいる。それは、Aが有料コンサルタントではなく、「才能があるのに埋もれていく作家を見るのが嫌。だからそういう人達からお金を取らずに支援したい。」と言っていたのは覚えてる。だが、支援作家にしてもらえず、その不満が私に向くようになってきていた。「無名さんは酷い」「何故、無名さんが支援作家なのか分からない。」とAにDMで苦情を入れていたらしい。これに関しては、私自身いい大人として適切な振る舞いが出来ていなかった部分が多々ある。それが原因で迷惑をかけていることも自覚していた。無作法な部分に関しては大変申し訳ないとの気持ちが常にあった。都度、呼び出されて、ダメ出しを受け反省し次に生かす。これだけは極力実行できるよう努めた。

#作家支援の闇 #パワハラ #モラハラ #精神的DV   #ぎみっ◯

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