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善とは選択するもの【時計じかけのオレンジ】

善悪は人の選択によって行われていて、そう行われるべき。
どんな極悪人でも。

時計じかけのオレンジは、非行少年の物語。
その少年は殺人罪で捕まるのだが、とある療法により更生して出所するというあらすじ。

ルドヴィコ療法という名の非道な方法を観客に見せて、”更生の難しさ”と”選択の権利”について紐解いている映画だ。

暴力と性描写が分断に映されていますが、インテリアやファッションがカラフルで魅了された。
派手な景色は、主人公であるアレックスの頭の中みたい。

どこまで追い詰められても、楽観的な犯罪思考が垣間見える。
この期に及んで、彼の世界が色で溢れているのが少し羨ましいくらいに。

ルドヴィコ療法の結末は、ぜひ映画で観てほしい。

※以下、ネタバレなし

更生できない

日本では、2人に1人が再犯者になるそう。
出所後の環境が問題だったり、共感能力が低い脳の構造が原因だったりと、理由はさまざまだ。

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